待合室の手拭い 林家木久翁
笑点の木久ちゃんである。
確か昭和48年の10人真打組の一人。その前の昭和47年は確か林家こん平が一人真打だったと記憶している。笑点の何かの答えでこん平がまとめて真打になったやつと答えていた。木久蔵を意識してのギャグだったろうなあ。噺家はシャレがキツイ。でも当時の10人真打の師匠方はその後大活躍。今の社会と同じ。東大卒だから云々とは本人以外、周りは誰も思っていない。
真打になる前からテレビのCMには出ていたっけ。昭和49年ごろ、上野鈴本で初めて聴いた。演目は「目黒の秋刀魚」 まあ、生意気盛りで、半可通の私としてはまあまあの出来かなと思った次第。いっしょに聴いた仲間は高校時代の落研の先輩たち。今では薬剤師、医師として活躍といおうか、もう定年だなあ。二人ともサラリーマンだもん。
三遊亭金馬の金婚式パーティが銀座ライオンで開かれ、私にも招待状が届いた。金馬と銀座ライオンは何か縁があるらしい。集まったのは落語協会のメンバー、笑点メンバー、そのときまだ結婚していた泰葉、小朝夫妻。隣が海老名佳代子夫人だったっけ。私の席は親族席だったなあ。
小遊三もいて、以前当寄席に来たことがあったので挨拶。まあ覚えてはいなかったようだ。隣には木久蔵がいた。酔っぱらってきて木久蔵が一人で踊り出した。バカ受け。フラフラとなって私の席になだれ込んだ。別に痛くはなかったが、それが私との出会い、、、、かな。
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