芸人の手拭い 三遊亭圓歌
山のアナアナ、、、、の3代目圓歌である。
田舎にいるときから三遊亭圓歌は知っていた。当時は歌奴で超有名。上京し、神楽坂へ下宿をした。近くに毘沙門天があり、その地下書院で毎月落語会を開いていた。創作落語会という名称でメンバーは決まっており、三平、金馬、柳昇、米丸、そして圓歌。つばめは亡くなり、もう一人の円右は脱退した。
圓歌の落語はとにかく明るい。授業中、浪曲社長、月給日、きゃいのう、替わり目、坊主の遊び、品川心中、西行(これはイマイチよくストーリーがわからない)、そして中沢家の人々等。毘沙門天や、寄席等で何回聴いたんだろう。鈴本演芸場で客席から授業中とリクエスト。それに応えてやったこともあった。
弟子に圓歌師匠のことを聞いた。涙もろいとのこと。弟子志願で取りたいところだが、内弟子が独立してしまうとあまりにも寂しくなり、奥さんと泣いてしまう、、それがいやで弟子はもうとらないとのこと。圓歌には子どもがいないんだなあ。最初の奥さんは病気で亡くなり、そして二人目の奥さん。
学生時代、金馬のかばん持ちをやった。池之端にある中華料理屋で落語協会納会。終わって金馬と圓歌さんの車に乗せてもらい、浅草演芸ホールへいったこともあった。そうそう、圓歌は落語の最中、腕時計をしていたときがあった。本来は外さないといけない。そのことをある落語家に聞いたところ、圓歌さんだから許されると言っていたっけ。何だかよくわからない。
以前当寄席に出演依頼をしたところスケジュールが合わないと、本人からご丁寧に電話があった。次の機会にお願いしますと言われたが、あれから何年経っただろう。もう無理かな。
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