ごじゃっぺ高座 ごじゃっぺミーハー巡り
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懐石料理 瓢亭 京都 

 江戸時代から続く超老舗料理屋。場所は南禅寺近く。ミシュランでは三ツ星。この日のためにお金を貯めてやっと実現。ところが瓢亭側が大失態。まず料理に関しては、美味いの一言。説明は難しい。最初からずっこけた。

 三条からタクシーを拾い、瓢亭へ向かった。南禅寺の紅葉ライトアップのため大渋滞。さすが京都のタクシー運転手は裏道を知っている。運転手曰く、瓢亭は京都では五本の指に入る店とのこと。私も黙っていればいいのに、他の4つは何ですかと聞いたら、一力茶屋。後の3つが出てこなかった。それはそれでご愛嬌。この運転手さん、喋るたびに奇声を発する。はて何でだろう。瓢亭の周りは静か。

 着いたら中居さんが出てきた。予約した矢島と云ったら、玄関左の木戸を開けて案内された。打ち水の石畳。トイレも途中にあった。離れの個室に案内された。上がって4人掛けのテーブル。奥の椅子へ荷物を置いて入り口側に向かい合って座った。中居さんがまずお茶を運んできた。私は半分飲んだ。ほどなくして先ほどの中居さんともう一人、綺麗な着物を着た白髪の上品そうなおばさんも入ってきた。そのおばさんが私のお茶を下げようとしたとき、半分残っていたので、「フィニッシュどすか?」と聞いてきた。これは関西人特有のボケと思い、イエスアイドゥーとでも答えようとしたが、「もう十分です、ありがとうございます」と返事をした。そしたら一瞬間が空き、「あのーお国はどちらどすか?」「ニッポンです。純正日本人です。先祖は知りませんが、、」と答えてやった。そのおばさんもしまったというような顔をして、「たまに日本人の名前で予約して、来てみたら外人さんということもあるので、、」としどろもどろ。不自然な言い訳。

 次に最初の料理を中居さんが運んできたので、あの方はどなたですかと聞いたら、当店の女将ですと答えた。そうか、この方が瓢亭の女将か、、、それにしても謎の中国人とでも思われたのかなあ。服装もかなりラフだったので、、、

 日本酒の次に、今度は焼酎を飲もうとした。ところが超有名な焼酎がずらりとリストに載っている。そして焼酎だけ値段が書いてない。中居さんに野暮なことを聞いて申し訳ないが、いくらなのかと聞いたら時価なのでという答え。じゃあ、麦焼酎の「千年の眠り」を注文。またやってきて今はないとの答え。しょうがないのでアサヒ瓶ビールを頼んだ。緊張のせいか、昼間の疲れのせいか、最初の日本酒で珍しく酔ってしまいビールは半分残してしまった。

 残念ながら、料理と料理の間が空いてしまい少々シラケた。他に客は数組しかいなかったはず。宴会場所もチラッと見たが、客は入っていなかった。

 帰りのタクシーを頼んだら、部屋で待っていてくれということで、程なくしてタクシーがやってきた。私は先ほど入った木戸から出て行ったら、玄関前にタクシーと運転手が立っていた。当然私には気が付いていたが、もう無視している。玄関から女将と中居さんが出てきて、立っていた私に挨拶。運転手も慌ててドアを開けた。どうも私を瓢亭の使用人と思っていたようだ。

 まあこれが瓢亭か、裏を返さないとダメか。でも瓢亭の名誉のために云うが料理は美味い。今度は他の4本の指に入る料亭に行ってみよう。

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