間に合わぬドタキャン電話都内から №660
- 2015年07月14日
- ボヤキ川柳
当地で開業をする前のこと。都内で勤務医をやっていた。そこの歯科医院の診察券に「治療時間には遅れないように」と書いてあった。その歯科医院は予約制。しかし院長は同じ時間に3人ぐらい、あるときは4人くらい入れてあった。院長の患者さんはいつも30分くらい待たせている。私は時間通りに診るようにしているが、診療台が空かず、結局私の患者さんも待たせる羽目になってしまった。開業する前は数か所勤務していろいろなことを教わった。治療時間というのも勉強になった。
開業をしたとき、予約時間を医院側が守るというポリシーを立てた。お陰様で患者さんのご協力により、スムーズに治療が進んでいる。もちろん、急患等もあり、いつも時間通りというわけにはいかない。でもだいたいは時間通りに診ている。そこで困るのが無断キャンセル。前もって連絡をしてもらえば、その時間を他の患者さんに振り分けることが出来る。予約という意味が失礼ながらわからない方もたまにいる。まあ、人それぞれで他の歯科医院も同じような悩みがあるようだ。
ドタキャンがある。連絡さえすればいいと思っている方もいるようだ。会社から仕事が忙しいので間に合わないという電話。予約時間ぴったりに連絡。オイオイ、あなたは毎回瞬間移動で来院していたのかと聞き返したくなる。ちょうど夜で、他の患者さんも来院したがっている時間。でも予約の患者さん優先なので申し訳ないが他の日に替えてもらっている。時間が空いてしまった。
ある居酒屋で宴会予約が入っていたとの事。8人で部屋も押さえてあったそうだ。料理も作り始めていたら、ドタキャン。幹事は連絡をしてハイ終わり。まあ、連絡をくれるだけありがたい、、、ってなわけないだろう。その店主、絶対被害総額をもらうと息巻いていた。歯医者は弱い立場なので言えない、、、と言いたいが、私はその患者さんのために注意するようにしている。それでヘソを曲げるようならどうぞ他の歯科医院へ行って下さい。ついでに当院の悪口も言って下さい。お留めしませんから。それだけの縁だったんだから、、、でも実際本当にヘソを曲げた方は極々少数。
予約制の仕事は無断キャンセル、ドタキャンは付きもの。不思議なことにいつも同じ患者さんだ。外面はいいが歯医者泣かせ。注意はするが、よくなったためしがない。それでも当院へはまた来院するんだなあ。以前の注意はいつも忘れている。私にはないそういう性格は羨ましいと思うことがある。火山噴火情報ではないが、レベル4に上げて対応をしている。
ドタキャンの最高傑作は上記のこと。
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