サイレンの色
- 2012年03月12日
- ごじゃっぺ高座
サイレンが鳴るとドキッとする。火事か救急車か、パトカーなのか。しかしある音を聞くと不思議と色が脳裏に浮かんでくる。2種類あり、青と赤。
実家近くに川中島播磨重工という大きな工場がある。もうかなり古い工場で今でもある。町の人はその工場をタービンと呼んでいる。タービンに勤めていると言えばすぐ想像できる。その昔、実家の組内で起きた不幸を手伝いに行った時、隣のおじさんが、大きな声では言えないが、タービンでは兵器を作っているぞと教えてくれた。本当かしら。
11時半と5時にタービンではサイレンがなる。音が違う。11時半のサイレンの音が聞こえると青色が浮かんでくる。5時のサイレンは赤。小さい時、母親に、青いサイレンが鳴ったとか、赤いサイレンが鳴ったとか表現していた。母親もそんな私に調子を合わせていた。ある年ごろから、なんでサイレンに色を感じるんだろうと思った。その理由がわかった。11時半は青い空だったので、それが刷り込まれているんだろう。5時は夕焼けか。
サイレンはいろんな音を聞いているが、種類によってはパッと色が先に出て来る。聞いても何も想像できない音もある。サイレンでも青が浮かんでくるのはタービンと同じ波長のやつかしら。まあ、それがどうしたって言われても仕方がないが、、、
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