快楽亭ブラックの最新本
- 2012年03月04日
- ごじゃっぺ高座
談志が亡くなり、次々と関係本が出版された。その中でタイトルにひかれて買ってしまった本。すぐ読みたかったのでセブンイレブンインターネットで注文した。一回目はサラッと読み、続けて舐めるようにしてまた読んだ。
普通亡くなると褒めるもんだが、ブラックは元師匠談志のことをかなりひどく書いている。金の亡者とか、言うことがコロコロ変わるので弟子たちが振り回されるとか。また元弟子たちの批判とか、、、
快楽亭ブラックは元談志の弟子である。自身の借金問題で立川流を自首退会した落語家。父親はアメリカ人、母親は日本人。朝鮮戦争で父親は戦死。顔は外人だが、日本語しかしゃべれない。この本で初めて知ったが、別に談志が好きで入門したわけではなかったとのこと。当時圓生が落語家が増えすぎて前座をとるなというおふれを出したそうな。その中で談志だけが反旗を翻し、結局談志門下しか入門することが出来なかったとのこと。
昨年宇都宮で行われた「川柳・ブラック二人会」で久々に見た。目をシャバシャバするのは石原慎太郎とおなじか。それも気になったが、歯が悪い。客商売なので歯を治療したほうがいいなあ。「目黒のさんま」と、「演歌息子」を披露。クスグリが過激で、好きだなあ。
元師匠談志をかなりこき下ろしているが、偉大な談志をどこかで尊敬しているかも。百聞は一読にしかずで私にとって久々のヒット本である。
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