ごじゃっぺ高座 ごじゃっぺミーハー巡り
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ごじゃっぺ高座

懐かしい味


 伊那市にある高校へ入学したとき、3年生の先輩が「潮」という飲み屋に連れて行ってくれた。もちろん高校生だから酒は飲めない。お目当ては「ローメン」 簡単に言うとマトンとキャベツを炒めて、それを焼きそばの上に載せてソースをかけて食べるもの。インターネットを調べれば写真が載っているかもしれない。生まれて初めて食べた代物。美味い。世の中にこれほどうまいものがあっただろうか。部活の帰りとか、本当によく食べに行った。 

 故郷を離れて都会生活になってもローメンが恋しくて、実家へ帰ったときなど必ず食べに行った。もちろん今も行く。しかし、しかし、高校時代あんなにおいしかったのが、いまでは懐かしい味として食べている。要するに、卒業後、他にもいろんな食べ物と接する機会が増え、美味しいと思う種類が増えたのかもしれない。

 学生時代、友人たちが夏休み等に実家へよく遊びに来た。見学コースの一つがローメンだった。都会の連中はさぞ美味しいというかと思ったらそうでもなかったなあ。今では伊那市の町興しとなっている。ちなみに隣の駒ヶ根市はソースかつ丼。

 高校時代、「潮」は母校のたまり場だった。ローメンと店主提供のヤカンに入った水だけでくだらない話を3時間ぐらい友人たちとよくしゃべったもんだ。今も帰った時などは、友人たちとその店に集まり酒を飲みながら雑談。水だけの方た間が持てたなあ。伊那市駅周辺も変わったが、歩いて数分の「潮」だけはポツンと取り残されている。店内は高校時代と全く変わっていない。店主夫妻も全く変わっていない。歳を取らないんだなあ。いつ行っても伊那弁丸出しでしゃべっている。

 量は並み、大盛り、超、超超 高校時代、超まで食べられたが、超超はどうしても一口残してしまった悔しい思い出がある。ある時また挑戦したら、超超を少し残してしまった。いっしょに食べに行った友人が、食べる前に水を飲むからだと敗因を分析してくれた。その友人は今は早稲田の教授をしている。やはり頭のいい人は言うことが違うとその時思った。

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