中野のライオン
- 2020年06月15日
- ごじゃっぺ高座
先頃読んでいる向田邦子のベストエッセイの中のタイトルの一つである。
1979年の別冊小説新潮春季号書いたエッセイのこと。20年ほど前に中野を通った電車の窓から木造アパートらしき窓からヨレヨレのシャツを来た男性と隣にライオンが顔を出しているのを見たとのこと。驚いたことに、他に電車に乗っていた客も外を見ていたら気が付くはずなのに、誰も騒がない。向田邦子は私の記憶間違いかとずっと悩んでいたとの事。それにしてもあまりにも鮮明な記憶。そんな内容を別冊小説新潮に投稿したところ、5日ぐらい経ってから、電話があり、あのライオンの隣にいたのは私ですと、、、そのあと、その本人とお会いして、ライオンの経緯等と聞いたとのこと。
不思議な記憶というのがある。わかるなあ、その気持ち。私にもあれは本当だったのかどうかという記憶がある。それについてまたいつか書かせて頂く。でも天邪鬼の私は別な疑問。向田邦子さん宅へその本人から直接電話が来たそうだ。どうしてわかったんだろう。
先ごろ志村けんが亡くなり、その特集をやった。いかりや長介の家に直接入門願い。それにしても何で大スターの家がわかったんだろう。その昔、けっこう雑誌等に芸能人の住所が載っていたそうだ。向田邦子さんもその口かしら、、、
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