ごじゃっぺ高座 ごじゃっぺミーハー巡り
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ごじゃっぺ高座

第47回寄席矢島亭 立川談幸独演会


 無事終わった。毎回事故だけは起こさないでほしいとそれだけが最後の頼み。天気ではよりによって落語会の日だけ、雨という予報だったが、神様が助けてくれて降らずに済んだ。

一席目:幸之進 たらちね

二席目:談幸 試し酒

三席目:談幸 井戸の茶碗

 二つ目の幸之進は気配りの天才かもしれない。師匠の教えがいいのかしら。まあ、よく気が付くし、よく働く。いろんな弟子が来演したが、トップクラスかも知れない。談幸は歯切れのいい江戸っ子口調。聴きやすい。当寄席名物の質問コーナーでは立川談志のことを聞かれた。談幸曰く、談志は相手の本質を見抜いて褒めるところは褒めるとか、、、上っ面の褒め言葉はないとか。落語立川流から芸術協会へ移籍して、寄席の雰囲気はどうかと聞かれたが、昔と全く変わってないらしい。談幸も落語協会で修業した経験がある。

 さて、来て頂いたお客様がユニーク。どうも落語にのめり込んでしまい、イチイチ反応して、大声でしゃべっていたオバ様がいた。まあ、ご静粛に、、、それと二席目の井戸の茶碗になったとき、またどなたかが、これ、この間テレビで聴いたととしゃべり出し、、、、もう野暮だねえ。どのお客様が先日どの噺を聴いたなんて、落語家はわかりっこない。だから何なんだ。演目を変えろというのかしら、、、ご無体な。例え自分が先ごろ同じ噺を聴いたとしても、演者によって演出が異なるわけだ。そこを楽しんでほしい、、、といおうか、身の不運と思って我慢してほしい。毎回のハプニングも楽しみの一つ。後味のよい落語会であった。

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