三遊亭金馬の家へ行ってきた
- 2017年06月17日
- ごじゃっぺ高座
所用で上京。少し時間つぶす意味で抜弁天近くを散歩。この近くは車でよく通る。そしていつか金馬さんのご自宅へあいさつにと思っていた。その近所に家がある。
学生時代、最終学年のとき、金馬師匠のかばん持ちをさせてほしいと願い出たら、いつでもどうぞと言われ、ご自宅へ伺ったことがある。二人で東天紅で行われた落語協会納会の出席し、そのあと、三遊亭円歌さんの車で浅草演芸ホールへいっしょにいったっけ。
だいたいの場所は覚えており、確認のために行った。勝山印刷が目印。そこを曲がった路地にある。ところがここ何年か前から、勝山印刷が無くなってしまった。あの看板が目印だったのに、、、でも路地のカドにありました。立て替えて小さい看板になっていた。
その前に近くの永福寺お参り。境内に入ったら、「福禄寿」を祀ってあった。なんとまあ偶然。この日、新宿大ガード下近くにある落語CDショップ、「ミュージックテイト」へ行き、柳家さん喬の「福禄寿」を購入したばかり。
さて路地を入って、たぶんここだろうと目安を付けた松本マンション。その名前で実際あった。確か立て替えたと聞いていたので、、、と思ったら向かいから老婦人が歩いてきた。あれ、似てるなあ。金馬婦人に、、、でも大病をして臥せっているはずだ。歩けるわけがない。人違いか、、、すれ違う時、金馬さんですかと聞いたら、一瞬びっくりして、矢島君?と声を掛けられた。懐かしい、、家に来てほしいと、、、今日金馬は鈴本演芸場出番だが、疲れたので今日は家に居るからと、、さっそく連れて行ってもらった。
別の家だった。金馬師登場。玄関も広く、三遊亭金馬という招木が飾ってあった。さすが噺家の家。まあ、元気元気。上がれ上がれと言われ、師匠夫妻と歓談。そして私と出会った時のことや、板室温泉で湯治をして、私のところへ電話をくれたり、、、まあ昔のことをよく覚えていた。奥様は8年ぐらい前、脳溢血でずっとリハビリをしてきて、すっかり元気になったとか。その場所が「初台リハビリテーション病院」 近所にいる娘さんにいつも身体を動かせといわれたとか。金馬一門の弟子はみんな知っている。拙宅へは師匠はじめ、全員出演した。
さて家に戻ったら、柳亭芝楽から落語会の案内通知。場所はお昼頃行ってきたミュージックテイト。平日なので無理。そして普段めったに見ないカンブリア宮殿をたまたま録画。見たら金馬婦人が一時期入院していた「初台リハビリテーション病院」特集だった。
いくつ偶然が重なったんだろう。今度は手土産を持って前もって連絡して、もう一度お邪魔しよう。
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