ギョーザのタイミング
- 2012年01月30日
- ごじゃっぺ高座
何年か前、桜木町駅の古い町並み側にある「横浜にぎわい座」へ落語を聞きに行った。昼前に着いたので向かい側にある大衆食堂に入った。メニューを見ていたら、隣の爺さんが店員に、「瓶ビールと餃子」を注文した。店員が「ギョーザとビール、いっしょにお持ちしますか」と聞いていた。一瞬何のことだろうと思った。要するにビールはすぐ出せるわけだ。で、だいぶ飲んだあとにギョーザが出来上がってくれば、肴としての役割が無くなってしまう。考えて見れば当たり前の話。その爺さん、それでお願いしますと言っていた。
私も近所の食堂でたまにナマとギョーザを注文する。ナマはあっという間に出てくる。ギョーザは時間がかかるので、その分ナマをゆっくり飲む。おいしく飲むタイミングがずれてしまう。そういうもんだと思って、いままでそこの店では飲んでいた。ナマといっしょにおつまみもサービスででるが、私にとってギョーザが肴のメイン。横浜の大衆食堂で覚えて、それからはギョーザが出来上がった時にナマを注文するようにしている。
その昔、東京ヒルトンホテルの中華料理「王朝」で仲間と食事をしたとき、「王将」ではない。隣のテーブルではお金持ちらしき方が招待客とコース料理を食べていた。隣で見ていても次から次へ料理が運ばれてきているのがわかった。そのうちにお金持ちらしき方が「早すぎるんだよ」と店員に言っていたシーンを思い出した。ところでヒルトンホテルの「王朝」ってまだあるのかしら。
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