ごじゃっぺ高座 ごじゃっぺミーハー巡り
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ごじゃっぺ高座

辰野の御柱


 今年は諏訪神社の御柱の年。天下の三大奇祭の一つと言われている。お寺で言えば大本山のある諏訪地方で大々的に行われる。その分社が信州各地にあり、私の故郷辰野町も同じように行われる。今年は4月23日が山曳き、24日が里曳き、そして25日が建御柱と、、、、よくもまあ、いろんな行事があるもんだ。でも実際はその数か月前から始まっている。辰野町は、本家諏訪とは違い、十分の一ぐらいのスケール。それでも氏子たちは張り切るんだなあ。その引っ張る綱は氏子たちが集まって縄を編む。宮木ではその縄を昭和初期から拙宅へ飾るのが習わし。

 本家諏訪でも4つの神社があり、それぞれ御柱を引っ張る。そこでおもしろいのは、その御柱をどこで調達したかというと、辰野町川島地区の奥地から伐採。デカい御柱をトラックに積んで諏訪地方に運ぶ。そればニュースに流れたそうだ。あの狭い川島の道路をプロドライバーがスイスイと運ぶ。

 辰野町には三カ所諏訪神社の分社がある。それぞれ名前があり、私の実家のある宮木神社、三輪神社、法性神社。各神社へ4本の御柱が近くの部落から曳いてくる。なので合計12本町中を引っ張っているわけだ。町中が大渋滞。

 宮木神社へのスタート、山曳きは小横川という辰野町の山の中の部落。そこへ氏子たちが行って引っ張り出す。最初の神事には拙宅の兄が役員をやっており、一升瓶を16本朝届けたとか。私は山曳きに参加。途中幼馴染に捕まり振る舞い酒。飲んだ飲んだ。それで引っ張るので酔いが回る。御柱は里引きでも各家庭で振る舞い酒を用意する。事故を起こさないのが不思議なくらい。でも今年は早々に酔っ払いの外科医が転がり落ちてろっ骨を数本骨折。回りの医者が呆れて救急車を呼んで入院。でも数日で勝手に退院して御柱に参加とか。

 写真は実家近くの信号。三の柱の氏子たち。

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