ごじゃっぺ高座

　いつぞや家内が知り合いのおばさん連中と那須高原にある「二期倶楽部」という高級リゾートクラブへランチに出かけた。この二期倶楽部は子どもが小さい時、これも那須高原にあるハイランドパークへ連れて行った帰り、近道でよくそばを通ったもんだ。その後、まったくその方面は行ったことがなかった。

　その日は平日で私は仕事。お昼は上記のインスタント焼きそばを作って食べた。うまいんだなあ、これが、、、。ランチの値段を聞いたら5000円とか。インド人もびっくり。自分には一生縁のないものと思っていた。

　結婚式の引き出物でチョイスがあった。その中にペアランチ券があり、これも偶然二期倶楽部のものがあった。他にたいしてほしいものがなかったので、ランチ券を注文した。なかなか行くチャンスがなかったが、秋の終わりの日曜日に思い切って出かけた。初めて入る「二期倶楽部」駐車場の車のナンバーが違う。県外ナンバーの高級車。栃木ナンバーはウチだけかしら。レストランは家内がいつぞや入ったところとか。そしてランチも同じ。老夫婦が食事をしていた。アベックもいたなあ。表現が古いか。また子ども二人の家族4人で食事をしていた人たちもいた。あとは中年過ぎのおばさんたち。ほぼ満席。皆さん高そうなものを食べている。どういう人種なんだろう。

　　運ばれてきたランチはワンプレートでとてもお上品に出来ていたし、量が多かった。デザートも手が込んでいた。おいしかった。お腹いっぱい。ワンプレートランチは我々だけ。タダで食べて置いて文句をいうのはよくないが、私はインスタントのソース焼きそばのほうがおいしかったなあ。

　近藤勝重という方が書いた本の中に、間違っていたらゴメン「七等分のますずし」というコラムが引用されていた。それを書いた人がいうには、小さい時、7人家族で、たまに親父がますずしを買ってきて、それを母親が七等分に切る。子どもとしては一番大きいのを狙うが、七等分すると、一人頭が少しになってしまう。いつか一人で全部食べたいという思いがあったそうな。大きくなって一人暮らしの時、ますずしが手に入った。半分に切って食べたが、子どもの時に食べた七等分のますずしのほうがおいしかったとのこと。この気持ちはわかるなあ。

　最近新しく出来たスーパーへ行ったら、ぺヤングソース焼きそばが97円で売っていた。当然買った。それと患者さんで以前二期倶楽部へ勤めていた人がいうには、景気のいい時はジャガーとか、いわゆる高級外車が何台も駐車していたとか。インターネットで見ると、値段が載っている。いったいどういう人が利用するんだろう。

　私は全く興味なし。嘘だと思うなら一度連れて行って下さい。ってか。