ごじゃっぺ高座

　タバコは元々吸わないし、禁煙する大変さはわからない。立川談志が「禁煙は意志の弱いやつがするもんだ」という名言を吐いたが、タバコがよくないということはわかっている。歯医者でもタバコ好きは多いし、循環器科の医者も患者さんには止めろと言いながら自分は吸っている愛煙家もいるようだ。歯周病の教授でもタバコを吸っている人はいるし、、、

　大学の友人たちは今でもよく吸っている。飲み会などでも平気で私の前ですっている。これがもう学生時代からの付き合いなので、案外私の肺もニコチンで汚れているかもしれない。でも今更、お前ら止めろよとはいわない。やつらは元気だから、、、。そういう体質にうまれてきたのかな。

　お昼に市内のイタリアンへ行った。当地へ越してきて25年。初めて入る店。狭い。でも混んでいるんだなあ。カメラで撮ろうとしたが、このブログに載せるほどのランチメニューでもないし、カウンターに座ったので止めた。隅のテーブルで食事をしている二人の女性がいた。私のすぐ近くなので、自然と話声が聞こえて来た。自分たちの子どもの教育のことを話していた。雰囲気からしてどうも保険の外交員らしい。食事が終わったら、一人の女性が当然のようにタバコを吸いだした。混んでいる店だが、誰も吸っていない。禁煙ではないようだ。コーヒーを飲んだらまたもう一本吸い始めた。タバコがよっぽど好きなんだなあ。

　拙宅へくる保険のセールスレディも身体中からタバコの臭いがぷんぷんしている。これは吸わない人は敏感ですぐわかる。まさかの時のためになんて言っているが、先にアンタが入りなよといいたい。

　以前、車で走っていたら、運転席の窓からタバコの灰を落としながら前をゆっくり走っている軽自動車があった。後ろのバンパーに長いステッカーが貼ってあったので、何だろうと近づいたら「ガン撲滅運動実施中」と書いてあった。追い抜きざまに車を見たら、近所に出来た生保会社の車であった。ウォーキング途中に通る会社だ。駐車してある車に皆同じステッカーが貼ってあった。後日見たら全部はがしてあった。キャンペーンが終わったんだろう。

　ステッカーで思い出した。私ではない。ある人が、前を走っている車にステッカーが貼ってあったので、読もうと近づいたら、近寄るなとかいてあったそうな。座布団一枚ってえほどでもないか。