ごじゃっぺ高座 ごじゃっぺミーハー巡り
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ごじゃっぺ高座

金原亭馬生落語会


 上記の会が大田原市にある洞泉院というお寺であった。初めて行くお寺。場所はいつも利用する大田原市寺町にある「岡繁」という肉料理がメインの食堂の近く。正式な地名は何だろう。その食堂にチラシが置いてあった。

 住宅街の中にある知らなければ通り過ぎるようなところ。駐車場がいっぱいと思ったら数台しか停まっていなかった。法被を着た金髪の寺男みたいな方が案内をしていた。なんだか「男はつらいよ」の源公だよ。落語会のことを聞いたところ、もう16回目とのこと。年に一度の行事。出演者はずっと上記の師匠。終わって同施設内で演者を囲んでの2次会。

 初めて入る本堂。外からは狭いと思ったが、中は広い。やり方は当寄席と同じで正面に向かって右手が高座。左手に客席、前側が座布団、後ろが椅子席。6時半開演だが、6時から観月讃仏という行事があり、仏様と反対側に向かってお焼香。ところで何て読むんだろう。ボチボチ客が集まり出してきた。

 6時半開演。馬生は続けて2席演じた。出し物は、寒い時期にぴったりの「うどんや」そしてもうそういう時期かと思われる「芝浜」 私は椅子席。マックスは60人くらい入る会場だが、30人位の入り。馬生も今回は今までのワースト2と言っていた。しかし、落語は手を抜かない。当たり前だ。大熱演。

 檀家対象なのかしら。もうちょっと宣伝をすれば客が入るかもね。もったいないなあ。でも無料の落語会。楽しませてもらった。ただ難を言えば、会場内が寒い。それと若いギャルがスマホで開演中撮影をしていた。携帯中止の説明は事前にあったはず。それと、子連れが二組いた。一人の小学生らしき男の子は静かに聞いて、また笑うところは笑っていた。もう一組は1年生ぐらいの女の子。最初の内は静かだったがやはり飽きてきてぐずり出した。連れてきた父親が偉いと思ったのは、ぐずった子を連れて会場の外へ出たこと。

 思い出したことがある。その昔、旧西那須野町青年会主催の落語会が町民会館であった。古今亭志ん朝一門、柳家小三治一門、桂文珍一門、まあ、すごいメンバーが毎年やってきた。ある落語会の時だ。私は後ろの方で聴いていた。壁を隔ててロビー。そこには青年会の役員たちがたむろしていた。どうも彼らは落語に興味がなく、大きな声で雑談。それが聴こえてきた。またある落語会の時、前の方に子ずれの客がいた。ずっと抱いていたので1歳ぐらいか。開演中にやはりぐずりだし大きな声で泣き出した。お母さんは子供を抱いて後ろの方へやって来た。そのままロビーへ出るかと思ったら、なんと私の後ろの席に座って子どもをあやしだした。ったくもう。高い金を払っているんだから親はどうしても聴きたかったみたい。だったら抱いている子どもの分も払えと言いたかったなあ。演者と周りの客と、連れてきた赤ちゃんがいい迷惑だ。聴く側にも礼儀ありと知った次第。

 それにしても下の漢字はどうやって読むんだろう。肝心のお寺様の名前も、、、

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