見事生還
- 2015年08月17日
- ごじゃっぺ高座
私の友人にアルコール好きがいて、度を越して肝臓の数値が悪くなり、専門病院へ強制入院になった。よくいっしょに飲んだ仲だったが、とにかく陽気な酒だった。本来調子に乗ってくると私がひとりで大声をあげているのがいつもの宴会。ところが私を差し置いてその者が大声をあげていた。いっしょに飲んだ仲間に聞いてみると、とにかく飲んでばかりで食べないとのこと。そこが私と違うところ。だからヤツはますます痩せてきた。
昨年いっしょに飲んだ仲間から連絡があった。11月から3ヶ月入院とのこと。友人がよく見舞いに行ってくれた。とにかくアルコールはご法度。当たり前だ。あとはただ病院にいただけ。彼からの今年の年賀状は病院から診断書のコピーとその病院の開院記念の手拭いだった。友人たちはさぞかし退屈だろうということで本を段ボールに入れて送ったそうだ。元々頭のいいヤツで、普段は本ばかり読んでいた思い出がある。病院ではすぐ患者に渡さず、中身をチェック。どうもアルコールを隠していることがあり、徹底的に検査するそうだ。またある友人は我々がよく利用する飲み屋の名物「ローメン」を土産に持っていったところ、病院側からダメと言われたそうだ。
このお盆にいつもの仲間といつもの店で会った。その退院した者も来た。彼だけアルコールを飲まなかった。我々も気を利かし、いっしょにウーロン茶でも飲んでいればいいのに、かえって彼から気を使うなといわれ、じゃあということで痛飲。入院中のことを事細かに話してくれた。そして、その店の名物「ローメン」をよく食べていた。昨年の記憶ではほとんど手を付けず飲んでばかりいたなあ。それを見て一安心。そこで何故ローメンの差し入れを病院では拒否したのかという話題になった。ローメンはソースを使う。その二オイがアルコールを誘発するそうだ。私はてっきり食中毒防止かと思っていた。
とにかく元気になり、顔色もよくなり、そしてよく食べるようになった。週いっぺん断酒会というのに出席しているそうだ。
そうだ、相変わらずヘビースモーカー。病院は基本的にアルコール以外は自由。禁煙は入院した10日間ぐらいで、タバコはずっと吸っていたそうだ。本人いわく、酒は止められるが、タバコは無理とのこと。
コメントを残す