ごじゃっぺ高座

　この連休に上京。久しぶりに新宿住友ビルへ行った。目的は昼飯のため。在京時代に完成したのでもう３０年以上も前か。その中の店は何件か行ったことがある。懐かしい。それにしても空いている。連休なのにガラガラ。平日は混んでいるのかしら、、、

　その４８階に平和記念展示資料館なるものがあるということをビルのポスターで知った。無料と書いてあった。時間があったので見学。もう受付の方は暇そうにしていた。見学者は我々だけかと思ったらとんでもない間違い。突然奥の方でお爺さんらしき方の大きな声が聴こえてきた。はて、どこから聞こえるんだろう。これはテープの録音かと思ったら、とんでもない。奥に講演スペースがあり、お爺さんが紙芝居みたいなものを見せながら、解説をしていた。客はぎっしり。そうか、この開始時間に集まったのか。能天気にやってきたのは我々だけか。

　展示物を見て親父を思い出した。親父も戦争に行ってきた。その着ていた物や、帽子、そして筆が入っているいる日の丸等、見たことがある。実家にも探せばあるはずだ。同じような物がいくつも展示してあった。抑留のことも解説してあった。とにかく食べ物がなく、それを分け与えるのにもきっちり平等にしないと喧嘩になったとか、、、日を改めてゆっくり見学してみたい。

　この時期、テレビでは集団的自衛権のことでもめている。そのことについては触れない。また偶然にも図書館に頼んでおいた本が届いたとの連絡。さっそく借りて読んだら、まずは戦争のこと。そして東京大空襲の逃げ回った話。私の借りた本は落語家柳家さん八の書いた自伝。昭和１８年生まれとのことで、親が火の中を逃げ回って助けてくれたという話しから戦後、ラジオで落語を聴いて、落語家を目指したという話。これもまさしく偶然戦争の話から書かれてあった。

もうじき原爆記念日、そして終戦記念日。