ごじゃっぺ高座

　先ごろ都内デパートのエレベーター内で女性が最後に発した言葉。一瞬何のことだろうと思った。

　エレベーターに乗ろうと向かって行ったら、タイミングよく左端のエレベーターのドアが開いた。私もあとから続いて乗った。家内はすぐ乗らず、ベビーカーの方にどうぞと言っていた。乗れるスペースはあったのだが、、、でもそのママさんはどうぞお先にと言って遠慮した。次のエレベーターを待つのだろう。

　ドアが閉まった。ドア付近の女性が大きな声で、あのベビーカーは最初から待っていた。乗ることが出来なかった。かわいそう！と言った。まるでそばにいる私に言っているように、、、ハテ、何のことだろう。そうか、ベビーカーが待っているのに、他の客が先に乗ってしまい、そのおかげでべビーカーは乗れなかったのか、、、ということは私も含めて、今乗っている客全員に聞こえるように言ったわけだ。悪いことをしちゃったなあ。気が付かなかった。

　でもその女性の態度も解せない。狭いながらもベビーカーの入るスペースはあったはず。それに他の客の態度に激怒するんなら、自分が降りて譲ればいいだけのこと。せっかくドア付近にいるんだから、、、たぶん乗った客は状況を理解できていなかったと思う。自分は何もせず、周りの客に文句を言うなっつうの。

　道路でけが人が倒れていたらどうするんだろう。私だったら近寄って何とかするかもしれない。でも中には回りで騒いで手をかさない人もいるかもしれない。救急車を呼べとか興奮していて、、、

　以前友人と飲んでいた時のこと。客の爺さんが飲みすぎて倒れこんでしまった。いっしょに飲んでいた仲間は知らずに外へ行ってしまった。その爺さんのところへすぐ行って起こしたのがいっしょに飲んでいた友人。とっさの行動に感心した。その友人は医者。やはりそういった場面を職業上見ているので自然と身体が動くんだなあ。私も見習わないと、、、