肥やしの臭い
- 2015年03月20日
- ごじゃっぺ高座
ラジオ体操に行くとき、近所の家庭菜園を通る。見事に野菜がなっている。成長が早い。で、何の野菜と聞かれても困るなあ。ホウレンソウかしら。明日いっしょに行く仲間に聞いてみよう。
実家でも畑があり、母親がいろんな野菜を作っていた。昔から実家を手伝ってくれる農家があり、そこのおじさんが手入れをしてくれていた。自宅の便所から肥やしを汲んで撒く。あの二オイは覚えている。母親も肥やしを撒いていた。そういった風景が目に浮かぶ。実家は歯科医院。診療室から畑が良く見える。親父が亡くなり、兄の代になったときだ。母親がいつものように肥やしを撒いていた。さすがに兄が診療中は止めてくれと言ったっけ。父親の代はそれが当たり前の風景だった。
実家は今では立派な水洗トイレ。その昔はドッポン便所。おかげで家族のウンコを毎日見ていた。今は自分のウンコしか見ないなあ。そんなようなことを養老孟司志先生もラジオで話していたっけ。
昔昔亭桃太郎の新作落語で「裕次郎物語」という傑作がある。大ファンの石原裕次郎のエピソード満載。最後に裕次郎が亡くなった時、兄の石原慎太郎が、海の二オイで裕次郎を思い出してくれと謝辞を述べていた。謝辞という表現でいいのかしら。カッコウがいい人は言うことが違う。その点、桃太郎のお葬式では、肥やしの二オイで桃太郎を思い出してくれというのがオチ。桃太郎は私と同じ信州出身。小諸で実家は農家とか、、、
イラストレーターが書いた昔昔亭桃太郎の高座です。
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