挨拶出声清掃不言
- 2015年02月06日
- ごじゃっぺ高座
上記の言葉は中学時代の生徒会の標語。ルーム長をやっていたのでマジックで書いて黒板の上に貼っておいた記憶がある。挨拶なんてえのは簡単なようで難しい。愛想のない輩は損をするなあ。
最近診療室へある高校の部活の生徒から電話。発表会のパンフレットに貴院の広告を載せたい。ついては今年もお願いしたいとの事。正直、その高校は市内にあるわけでもないし、当院とは全く関係がない。断ってもいいのだが、性格的に断れないんだなあ。了解と受付に伝えておいた。
院長室で用事を済ませ、診療室へ行ったら、受付に一人の女子高生が立っていた。患者さんなのかしら、、、受付曰く、広告の生徒とか、、私と目が会っても知らん顔。そうか、挨拶の仕方がわからないのか、、、私から挨拶をした。そしたら女子高生も挨拶。そこで余計な事とは思わないが、その女子高生にやさしく注意。挨拶は自分からやらないとダメだよ。その女子高生は私を患者さんと思っていたのかな。マスクして、白衣を着ていれば、患者さんとはまさか思わないだろう。広告代を払ったら、まるで立て板の鉄砲のように感謝の言葉を言い出した。何度も練習をしたんだろうなあ。どうせなら挨拶もセットでほしかったなあ。大人になってくれば否が応でも挨拶が出来るようになってくる。仕事で鍛えられるから、、、それでも仕事だからやってますという輩。それはすぐボロがでる。
校医をやっている。そこの学校の担当教諭が資料を当院へ持ってくることがある。あるとき新任の教諭がはやてのように現れて、資料を置いて、はやてのように去って行こうとした。私は診療中。検診等でお世話になるので顔も見てみたい。患者さんに待ってもらい、その新任の教諭を呼びとめた。お互いに世話になるんだから挨拶ぐらいしろよと、、、早くこの場を去りたかった雰囲気が感じられた。前任の教諭は資料等を持ってくるときは、診療が空くのを待って私に説明をしてくれた。
そうだこの教諭になってから学校保健委員会にお声がかからなくなった。それはそれでこちらとしては気が楽だが、、、、先ごろも突然やってきて、受付へ歯科と関係ないのでお声を掛けなかったと言って資料だけ置いてすぐ帰って行った。資料を見たら「食育」今、このテーマで歯科医師会も、その方面の委員会があり、一生懸命活動をしている。この教諭へはこの想いが届いていないようだ。
子どもの時から診ている患者さんがいる。まあ、気が小さい子で挨拶も出来ない。高校生になってもまだ挨拶が出来ない。就職したとたん、診療室へ来て大きな声で挨拶をするようになった。会社で鍛えられたんだなあ。挨拶云々を重要視しない職場で長年働いていると、それが世間の常識と思ってしまい挨拶が出来なくなってしまうんだなあ。子どもに偉そうなことは言えないぞ。いや、最初から子どもにそんなことは言わないか、、、私も気を付けよう。
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