還暦になっちゃったよ
- 2014年02月02日
- ごじゃっぺ高座
大学を卒業し、母校の付属稲毛歯科診療所に残った。そこは学内では、「虎の穴」と呼ばれていた。要するに大学本部に残っている連中はエリート。私の残ったところは野戦病院みたいなところなので、そりゃあきつかった。今思えばいい経験だったと思う。
入局してしばらく経ったら、ホテルオークラで診療所の教授夫妻のパーティをするので上司に手伝えと言われた。はて、なんのパーティだろう。知らずに手伝い当日になった。教授が６０歳になり、そのお祝い。赤いチャンチャンコを着ていたなあ。教授の記念誌も出した。還暦祝いという行事を知った。乾杯の音頭の時、後ろ側にいた私の隣で、大学本部の事務長が、こんなことをすれば、他の教授も真似するんだよなあと話していたのが偶然聞こえてしまった。やけにそこだけ記憶に残っている。
教授は白髪。すごい爺さんに見えた。還暦とはこう変化するわけか、、、数年後、私達夫婦の仲人をしてくれた。稲毛歯科診療所の仲間たちの集まりが数年おきにあり、名誉教授になり、出席してくれた。その教授が昨年６月に亡くなった。それも突然。大往生とか。幾つになったんだろう。中学時代に亡くなった私の親父と母校の同級生。
とにかく還暦は関係ないと思っていた自分がそういう立場になったが、精神年齢は高校以下。体力はあるつもり。それで、今日は節分厄払祈願会が落語会会場である法真寺で行われた。私も昨年に続き、本厄で出席。法要のあと、境内でもちよった品物を参拝客にまく。私も段ボールにいっぱいお菓子等を用意していた。まこうとしていたら、その段ボールの中へ婆さん連中が手を突っ込み、まく予定のお菓子を略奪された。毎年の風景だ。長生きするぞ。婆さん連中は、、、
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