俵星玄蕃(たわらぼしげんば)
- 2011年12月15日
- ごじゃっぺ高座
三波春夫の歌である。正式名称は元禄名槍譜 俵星玄蕃。赤穂浪士討ち入りの場面である。歌があり、2番と3番の間に台詞が入る。この台詞が実におもしろい。どうしてもレパートリーにしたくて数年がかりで練習をしているが手に負えない。
この歌はひょんなことで知った。三遊亭金馬門下の金太改め金也の真打ち披露パーティがドームホテルであった。その時の余興の一つに現落語協会副会長の柳亭市馬が披露した歌だ。隣にいた落語家が、これは長いぞといったので、どんな歌かと思った。柳亭市馬は歌手協会にも属しているプロ歌手。市馬は上記の歌をCDで発売中。たまに演歌歌手も歌うことがある。先ごろはNHK歌謡コンサートで歌ったようだ。名前は忘れたが女性歌手。新聞の投稿欄に上手と載っていた。私はたまたま見なかった。くやしいけどプロにはかなわない。
落語家のパーティに呼ばれることがある。お決まりの余興は圧巻。それと思うのだが、余興が始まったら仲間の芸人さんたち皆さんしっかりと聴いている。その点、結婚式などで素人が披露する余興は誰も聞いていない。私は礼儀として聞いたり見たりしている。せっかく友人がやっているのに新郎新婦は話に夢中で全く無視。こんな失礼はない。また来賓の祝辞でも、人生には三つの坂がありなんていうのを話していても、客がその前を酔っぱらって横切る始末だ。
俵星玄蕃を覚えたく、インターネットで三波春夫のCDを取り寄せて練習したがむずかしい。今年の夏、NHKBSで三波春夫特集をやった。録画してあとでみたら、しっかりと歌っており、なんとテロップに歌詞も流れ、台詞もしっかり入っていた。さっそくそこだけDVDに移し替えて練習をしているが、とにかく難しい。なんとか自分のものにしたい。
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