鰻乱獲論
- 2013年07月08日
- ごじゃっぺ高座
一昨日の土曜日に友人と学芸大学駅近くの「外海」へ行った。カウンターだけの居酒屋。店主は自由が丘の名店、「金田」で修業し、当地へ店を出した。今年2月に一度行き、また友人に連れて行ってもらった。長崎県出身とかで、店名も長崎の地名から取ったそうだ。バッテンしか私は知らない。しめの皿うどん、ちゃんぽんはうまい。もちろん、他にも酒のつまみはある。昆布の入った焼酎は秀逸。
さて、その友人が上記のことを話してくれた。その昔、鰻は高級料理で、専門店でしか味わえなかった。今の時代はどうだろう。スーパーでも売られている。庶民の口に入るようになった。多少高いというだけ。そうなると鰻の乱獲が始まる。世界の鰻の7割は日本人が食すとか。おかげで鰻が少なくなり、必然的に単価が上がる。鰻老舗が閉店に追い込まれる。
鰻は庶民の手に簡単に届かない。そういった時代に鰻屋はそれなりの値段設定で商売が成り立っていたと思う。庶民が食べたければ、年に一度、奮発をして専門店で味わう。そういった状態になれば鰻の稚魚の絶滅も防げるだろう。
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