ごじゃっぺ高座 ごじゃっぺミーハー巡り
  • 0287-65-2830
  • 〒329-3153
    栃木県那須塩原市大原間403-6
    那須塩原駅東口徒歩3分
  • 診療
    時間
    日祝
    9:00

    13:00
    14:30

    18:00
    ※土曜日の診察時間は17:00までとなります。
    ※木曜日は不定休です。
  • 設備
    駐車場4台完備
    車いすの患者様スロープ完備

ごじゃっぺ高座

声の記憶


懐かしい人を思い出すとまず顔が浮かぶ。私の場合、声もいっしょに思い出す。けっこう何でもない普通の声の人でも顔とセットになっている。

飯田橋駅近くにラムラという集合ビルがあり、その2階に本屋が入っている。駅近くなので上京したときなど、待ち合わせによく利用する。そこの本屋はもともと神楽坂を上がり、大久保通りと交差する手前にあった。最初に下宿をした袋町へは、そこの本屋を左に曲がったので、よく利用した。そこの店主、奥さんも覚えている。昭和48年当時、そこの本屋の週刊誌の何冊かに古今亭志ん生没すという記事が載っていた。平成に入り、根岸三平堂へ行ったとき、三平の年表に古今亭志ん生の没した年月日が違っていた。FAXしたら、今の正蔵の母上からお礼の電話があったっけ。その本屋で見た週刊誌の記事と時代がやけに記憶に残っていた。

さて、昭和60年ごろ、飯田橋の外堀を埋めて上記のビルが出来た。そこへ出店したのが今もある本屋。在京時代、ヨチヨチ歩きができるようになった子どもを連れて暇つぶしによく行った。子どももなぜか本が好きで、一人で絵本を読んでいた。ある時のこと。子どもがお父さんと呼んだ。はて、なんだろう。絵本に夢中になり、知らずにオシッコをそこでやらかしたってわけ。そのオシッコを拭かなくてはいけない。受付に店長がいたので謝って事情を話した。その店長が従業員を呼んで、拭くように指示をした。大きな声で「跡が残るからしっかり拭いてね」と、、、

先ごろ、またその本屋へ行った。どうも子どものオシッコ事件を思い出す。あれから30年近く経っている。店長はお元気かしら。「ガムテープ用意して」と大声で指示している声が聞こえた。あの声は店長だよ。かなり額が後退したが、あの店長がまだまだお元気。当時の神楽坂の人たちが活躍している姿を拝見すると、青春時代が蘇る。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です