しつこい野郎だ
- 2012年11月08日
- ごじゃっぺ高座
歯科業者が新しい製品を出し、その説明会が宇都宮であった。講師はその会社の御用学者みたいな女性の歯医者。利点を説明し、それなりのキットが必要で、お安くないが、ぜひ患者さんに使ってほしいとのこと。質問も幾つか出たが、ある歯医者がこのキットの値段だが、発売記念でもあり、この説明会に出席した歯医者には少し安く売ったらどうかという提案をした。会場、大笑い。拍手もあった。講師もそうですね、、でも私一人じゃ決められないので、、、とかなんとか言って話を濁した。そのあと、また質問を受け、そろそろお開きというとき、先ほどの歯医者がまた同じ質問。安くしろと、、、その女性講師、苦笑しながら、栃木の先生はおもしろいですね、、、聞いていて、しつこい歯医者だと思ったのは私だけではないだろう。値段云々はデリケートな問題で、この説明会でしつこく聞く話ではないだろう。別にその講師を擁護するわけではないが、使用法が重要であって、値段は二の次。
そのキットを買って、何人かの患者さんに試した。使ってみないとわからない。不評。もちろん、練習台になってもらったのでお金はもらってない。そして、このキットの欠点が見えて来た。開発した業者に直接電話をして聞いたら、マトモに答えてくれなかった。発売記念と題して一時期大々的にキャンペーンをしたが、あれからさっぱり。そのキットは今当院では使われず、とっくに使用期限が切れている。そうやってデッドストックが増えて行くんだなあ。
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