乱れ打ち
- 2012年11月04日
- ごじゃっぺ高座
毎朝のラジオ体操は近所の児童公園で続いている。といってもやり始めて3週間目。私は次の週から参加なので2週間目か。人数もちょっとずつだが増えてきている。継続は力なり。その公園に火の見やぐらが立っている。火の見といっても、今は鉄骨で、半鐘はない。防災用のスピーカーが設置してあり、たまに火事が起こるとそこから放送される。体操に出席している古老に聞いたところ、戦前までは半鐘があったが、戦争の供出で、あれ以来設置してないとのこと。ただやぐらだけ残っている。近所のお寺もそうだ。鐘がない。
実家のすぐ近くのお寺には鐘がある。子供の頃、今は新住職になった同級生とよく鐘を突いて遊んだもんだ。地区の住民もとんでもない時に鐘がなっても何とも云わなかった。いい時代だったなあ。今もに実家に帰ると、鐘を突きたくなる。我慢我慢。その分、拙宅の子供が突いたっけ。
また近所に火の見やぐらもあった。今は撤去して更地。その下に辰野町第三分団の屯所もあった。火事が起きると半鐘を鳴らした。どういうわけか、ある時から親父が半鐘を鳴らし始めた。有線放送のスピーカーから火事という放送があると、使命感があるのか、飛び出して行って半鐘を叩いた。叩くという表現がいいのか、慣らすという表現がいいのか、、、。もう聞いていて景気がよかった。もうメチャクチャ叩いていたようだ。何だか余計あおっているようにも聞こえたなあ。
ある時、消防団から表彰された。ご協力感謝しますとのこと。そしてこれを機に、危険だし、我々が叩くので、どうぞ先生は引退して下さいと言われたようだ。親父は後進に道を譲ると解釈して、それからやらなくなった。どうも、後年考えるに、わけもわからずメチャクチャ叩くので、指揮系統に混乱をきたしたかもしれない。傷つけず、遠回しに断わられたようだ。親父はその後、天国へ行ったが、わかっているのかな。半鐘はいけない、おじゃんになるから、、、というオチを言いたかったが、脈絡がないなあ。知っている人だけ理解して下さい。
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