焼き魚の食べ方
- 2012年11月01日
- ごじゃっぺ高座
大学に残っていた頃、バイトである病院の中の歯科へ交代で行っていた。私の行った日の職員食堂の定食が、たまたま名前は忘れたが、焼き魚だった。私は丁寧に食べて、骨だけにして、配膳室へ返した。中から「わあ、きれいに食べた」という声が聞こえて来た。普段無意識に魚を食べてはいたが、そんなことを言われたのは初めて、、、何をやっても不器用な私だが、その潜在能力に気がついた次第。というほどのことでもないか、、、、それから他人と食べる時、特に魚等は観察するようになった。奇麗に食べる人もいる半面、汚らしく、食い散らかすという輩もいることがわかった。
従業員と食事にいったとき、焼き魚を頼んだ。従業員の一人が、どうも魚は苦手で、、、といって食べ始めた。味が嫌いではなく、奇麗に食べられないとのこと。そこで私がレクチャーをしたことがある。一昨年、都内のすし屋へ子供と行った。メニューが少なく、また子供は東京暮らしで肉ばかり食べていたので、焼き魚を注文した。久しぶりだと言って、食べ始めた。そしたら、奇麗な食べ方に驚いた。親元を離れて久しい。たまに帰ってくるときは、肉料理ばかり。いっしょに暮らしていた時は、魚も食べたと思う。無意識に親父の食べ方を見ていたのかなと自画自賛。
私の性分で出されたものを残すのが嫌い。だから太るのか、、、その昔、初代引田天功が、どうも太り過ぎが原因で亡くなった。テレビで芸能レポーターが言っていた。引田天功さんは奇麗に食べる。それも残さず全部食べると言っていた。私もひどい時はパセリまで食べてしまう。でもそれっていけないことかしら。せっかく作ってくれたんだから、全部食べるのが礼儀。
親戚のおばさんからその昔聞いた話。おじさんの昔の知り合いが家にやって来て、料理好きのおばさんは何種類も作って出した。その知り合いの方はお酒が大好きで、お酒ばかり飲んでいて、結局お吸い物を半分飲んだだけだったとか、、、まあ、食べないから手をつけないというのも礼儀の一つかもしれないが、何も手をつけないというのも作った人に失礼ではないかしら。また話が飛んでしまった。
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