パワーポイントを使っての講演会
- 2012年10月26日
- ごじゃっぺ高座
昨日、大田原市ふれあいの丘で「口腔ケアに関する実践者育成研修会」を行った。各地区の地域保健委員が担当。当地は私で、2年前にもやった。30名の介護職員が集まった。口の中のしくみとか歯周病や誤嚥性肺炎のなり方等講義。そのあと、歯科衛生士による実地指導があった。ここだけの話だが、雛型が出来ており、私は原稿を読み、歯科医師会の職員がパワーポイントを操作する。歯科医師会勉強会なんぞはだいたい日曜日に行う。あるいは、休診日が多い木曜日。その時の講師は、「せっかくのお休みにも関わらず、、、」という常套句から講演を始める。私もマネして講演に入ろうとしたら、いや、待てよ。せっかくの休みっていったって、集まった方々は仕事の日、今日、本来休みなのは、私といっしょにやってきた歯科医師会の理事の二人だけ。急きょ言い方を変えて[お忙しいところを、、、」と言いなおして講演に入った。講演直前に10分くらい時間が余ったら、動画を流したいと事務局に言われた。2年前も同じ原稿を読んで、それでも時間が足りなかった思い出がある。そんな動画なんて聞いてないよ、、、
家でリハーサルをやったとき、どうも雛型原稿の内容につまらんところがある。2年前はただ言われたように読んでいたが、久々に読み返してみると はたして聴いて下さる方たちが理解できるのかしらと疑問に思った。それより、私自身がチンプンカンプンの内容がいくつかあった。必要性を感じない内容もあった。それを思い出し、いくつもスライドを飛ばして講演。で動画を流す時間が出来た。その動画はある介護施設での口腔ケアの実践風景だった。出席している方たちの目の色が変わった。やはり私のクダラン講義より百聞は一見に如かずということかしら。それより前回と同じ内容の講演をいっしょに聞いている衛生士さんたちが、こんな動画があったんですねと驚いていた。いっしょに来ていた理事も同意見。事務局に聞いたら、もともと用意はしてあったが、講演時間内には無理ということで動画は使わなかったとか。各地区で研修会をやり、同じスライドでその地区の地域保健委員が講演。そして衛生士が実地指導。講演者は各地区一人だが、衛生士はかけ持ちで指導をしている。
要介護者の口腔ケアは歯科衛生士が活躍している。やはり現場で毎日実践しているのでくわしいなあ。また出席して頂いた介護施設の職員の方たちも口腔ケアに大変関心を持っており、熱心に聴いて頂いたし、実地指導にも参加して頂いた。介護現場でのいろんな話も聴けた。私のほうが大変勉強になった研修会であった。たまには真面目なことも書けるのです。
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