仕事がらみはいかんぜよ
- 2012年10月25日
- ごじゃっぺ高座
このブログで気を付けていることのひとつに、患者さんの話題は書かない。誰が読んでいるかわからないし、それで来院しなくなったら困っちゃうもんね。週刊誌に歯医者に対する不満を特集するとけっこう売れるようだ。どこかの国の反日みたい。私も興味があり、そういった特集を読み、反省材料にしている。世の中にはひどい歯医者がいる。患者さんが気の毒になってしまう。
逆に歯医者サイドから困った患者さんの話題は、あまり載らないなあ。医者サイドからの話題が近頃ある週刊誌に載った。読んで納得。私も思わずそうだと唸ってしまった。例えば、お礼の品を頂く。治療が終わってお世話になりましたといって何か持ってくるのは、むげに断らない。もちろんそれなりの報酬はもらっているので、いりませんというのが本音だが、、、。治療に入る前に、よろしくお願いしますと言って何か持ってくるのはプレッシャー。以前何件もの歯科医院を廻り、入れ歯がイマイチうまく噛めない。当院へその旨をいって来院。来院のたびにいろんなものを持ってくる。患者さんにしてみれば、上手な入れ歯を作ってほしいという熱意の表れだと思うが、悪く言えばワイロであってかえって迷惑。どうせなら、噛める入れ歯が出来た時に持ってきてほしかった。一生懸命治療するのは当たり前であって、それをもらったからと言って突然歯医者の腕が上がるわけではない。
で本論。もう時効だから書こう。まず治療とは全く関係がない話題。開業当初、いままで別の歯科医院に通っていたが、今度矢島歯科院へお世話になるといって年配の患者さんがやってきた。つきましては、前の歯科医院も当方の損害保険に入ってもらった。ここも新しい医院なので、ぜひウチの火災保険に入ってほしいとのこと。私もせっかく治療に来てくれたのだからということでその方の火災保険に入った。車の保険も扱っているとのこと。当時乗っていた車は東京で買って、そこで入った自動車保険。ある日治療に来た時、医院玄関に来なくて、先に拙宅の駐車場へ行って、マジマジと車を見ていた。治療台に座った時、今度からウチの自動車保険に換えてくれと言われた。そんなこと出来るのですかと聞いたら、証書を換えればすぐ出来るとのこと。そうですかといってもう無視した。その方が通院中に、2台目の車を買った。私は当然のようにその車屋さんの推薦する自動車保険に入った。車を買ったのかと聞かれ、なぜウチの保険に入らないのかと言われた。オイオイ、治療に来てんのか、それとも勧誘に来てんのか、どちらなんだよ。なんであんたの会社の保険に統一しないといけないんだよ。
今の時代、同じような保険でも、いろんな会社のがあり選べるが、当時は少なかった。保険も相性というのがあり、仕事がらみで迫ってくるのは、野暮の骨頂。
コメントを残す