松茸の味
- 2012年10月13日
- ごじゃっぺ高座
小さいころ、この時期、松茸を食べた。ちょうど秋祭り。宴会のメニューのお吸い物に入れる。お吸い物は美味しかったが、松茸が場違いという感じがした。子どもにとって、その味は不思議だったと思う。まあ、旬のもんだから食べるという感じ。他に梨、ブドウ。先日、その昔、塩尻に住んでいた親戚に寄った。懐かしいブドウの味だぞといわれ、ごちそうになった。塩尻のブドウ。この味なんだよ。タイムスリップ。
さて、松茸のこと。親父が当時へき地と言われていた辰野町川島地区へ一日おきに歯科診療に行っていた。患者さんから松茸をもらったと持ってきてくれた。親父が元気だったころ、松茸はどこにでもあり、もらうもんだとずっと思っていた。大人になってから、松茸は高価なものということを知った。めったにとれないし、、、
これも先日、町内会旅行で築地に行った時のこと。場外市場で松茸が売っていた。細いし、安い。いっしょにいった仲間曰く、これは独特の臭いがしない。外国産だなと、、、その1週間後、今度は実家の小さなスーパーに寄ったら、松茸が売っていた。りっぱな形をしていたし、高かったなあ。親戚の親父が元気だったころ、松茸を取ってきたともらったことがある。でもどこで取れたかはトップシークレット。家族にも教えない。こちらも詮索する野暮はしない。松茸は貴重だ。でも食べたいとは思わない。まあ、秋の味覚だからということでたまたま食べるかもしれない。でも食べろといわれたら食べます。ウソだと思うなら持ってきて下さい。
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