先生は大変だ
- 2012年09月17日
- ごじゃっぺ高座
子どもが小さかった頃、休みの日に地元中学のそばを通った。運動部が日曜日にも関わらず練習をしている。先生もいっしょに指導している。私の中学校時代はどうだったろう。柔道をやっていたが、日曜日は確か休んだ記憶がある。試合が近づくと日曜日も練習をしたと思うが、、、そんなわけで、異様に映った。何もそこまでも、、、しばらくして、地元中学の校医になった。検診の後、校長室で雑談。いろんな話から調子に乗って、休みの日ぐらい、休めばいいのに、、、と言ってしまった。校長先生が不思議そうな顔をしていた。
子どもが大きくなり小学校、中学と野球部に入った。最初、日曜日も練習と聞きびっくりした。でも子どもを起こして、たまには親も練習参加。試合ともなると親が一生懸命応援。小学校は父兄の中で野球経験者が指導した。中学になると、学校の先生が指導する。休日返上。親も練習を見に行ったり、試合ともなると応援。不思議と日曜日の練習や応援が苦にならなかった。逆に楽しみになってきた。子どもたちの若いパワーを親が貰ってくる。毎週、それも休日に付き合ってくれる先生に逆に申し訳ないという気持ちが湧いてきた。
教員夫婦の奥さんがポツリと漏らした。うちは日曜日は未亡人になると、、その先生の家にも子どもがいる。我が子は奥さんに任せてご主人は部活指導。その気持ちわかるなあ。子どもたちを知っているが、立派に育っていますよ。今はやっているかどうかわからないが、以前、小学校で運動会とは別に親子運動会をやっていた。5月の最後の日曜日、先生たちも全員出席してお手伝い。その後、各地区ごとに打ち上げ。まあ、それが楽しみでやっていたようなもんだ。父兄応援席から先生たちを見て、休日にも関わらず学校へ来させて、大変だと思った。
元校長先生に今の時代、日曜日も学校へ来させるんですねと話したら、日曜日に悪い遊びに走らないように、それを防ぐために活動している意味合いもあるとのこと。なるほどねえ。でも中学校や小学校レベルならいいが、高校などで部活部活でかえってゆとりが無くなり、息抜きに問題行動に走る輩もいる。匙加減が難しいところ。
友人知人に教員が多いが、親の後姿をみて、先生になるかというと、極々少数。ある教員夫婦は大変なところばかり見て来たらしく、子どもが先生になりたがらないとか。同級生の教員が言っていたが、子どもたちは昔と変わらない。でも保護者が変わってしまい、そちら方面の対応に苦慮しているとか、、、、
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