ごじゃっぺ高座

　高校時代、数学の教師が言ったことを思い出す。ある女子の教え子が卒業式の時、小学校１年から高校３年まで一度も学校を休まなかったと話してくれたそうだ。私も体力には自信があるが、、当時ですよ,精勤賞止まり。でも一年間休まなかった学年も何度かあったが、９年間というのは立派。本人もたいしたもんだが、親も大変だったと思う。今はすぐ休ませる。どうもそれが私には不満。当時と状況が違うので、一概には言えないが、、、

　小学校の時、授業中によく頭が痛いといって保健室へ行った女子児童がいた。今でもその場面が目に浮かぶ。先生もあわてて保健室へ連れて行く。それをみていて羨ましかった。私も頭が痛いことがあったが、それくらいじゃ学校を休ませてくれなかった。今思えばすごい親だ。一度熱を出して休んだことがあった。うれしかったなあ。堂々と休めるんだもの。もうひとつ、中学２年の３学期かしら。風邪をこじらせて、１０日近く寝ていたことがあった。その時は親父が再入院中。また兄も春休みで戻って来た時だった。兄の学生時代の友人が突然スキーの帰りだといって夜遊びに来た。本来ならば接待するところだが、親父が入院、弟が寝ている。それどころじゃないと断ったようだが、今でいうＫＹで泊って言ったようだ。また同時期、中学では新年度の生徒会役員選挙があった。私もクラスから推薦されて立候補予定だったが、友人が急きょ応援演説。後から聞いたのだが、矢島君はホンコン風邪をこじらせて云々という演説がバカ受けで、治ってクラスへ戻ったら当選していた。

　大学時代もほとんど休まなかった。出席だけ取って、教室を抜け出したことは何度ももあるが、、、出欠の厳しい講義があった。私は全部出席していた。友人が欠席の常習犯。その講義に欠席するともう後が無く、留年決定とか。で、急きょ私に連絡が来て、私が欠席したことにして、出欠カードに友人の名前を書いて提出してくれと言われた。理不尽な、、、そんな話ってあるかと別の友人に話したら、俺だったら、そいつの名前を書いて、俺は欠席になってやると、、、でもその友人も欠席が多く、他人の事だから言えたセリフ。結局講義は出席したが、私は欠席扱い。それで人生どうなったかと言うと全く関係なし。今でもその友人と会って飲むことがあるが、その話をしても本人全く記憶にないみたい。うらやましい性格だ。だからああいう暴挙に出られるんだなあと話すのだが、、、

　不思議なもんで、授業をよくさぼったり欠席したような輩は成績もよかったし、歯科界で活躍している。