鉛筆削り
- 2012年09月06日
- ごじゃっぺ高座
当院の石膏を注ぐ部屋に小学校一年入学の時に親戚から頂いた鉛筆削りがある。50年以上も前か、、、形はダルマ型弁当といおうか、下膨れ型といおうかオカメ型といおうか、、、まあ、だいたい想像がつくと思う。格好がよくなかったので、そんなに使わなかったと思う。でも上京した時とか、当地へ越して来た時、何か愛着があってずっと持ってきた。よく石膏に鉛筆で名前を書く。そのときの鉛筆を削る。今の従業員はこの形の鉛筆削りを知らないようだ。削りかすが溜まっても出し方を知らない。私がたまに掃除をしている。
小学校2年の時、クラスに鉛筆削りを担任が設置した。よっぽど珍しかったと見えて、みんなが使った。授業中にも行って削った。一時期列になった。これじゃ授業にならんということで、削るのは休み時間ということにした。ある日、この鉛筆削りが突然削れなくなった。担任が修理に出した。数日後、原因が判明。誰かが釘を削ったようだ。そんなようなわけで、それから鉛筆削りはクラスに置かなくなった。
小刀で鉛筆を削ることもあったが、私は不器用でもっぱら鉛筆削り。うまく削ってくる子もいる。うらやましかった。親が削ってくれたのかな。家庭訪問の時、担任が、小刀は学校へ持ってこないようにと言っていた。今ナイフ事件を聞くが、調べると、護身用に持っているとか。バカが固まっちゃったのかな。
映画「男はつらいよ」で寅さんが折りたたみの小刀のことを肥後守の言っていた。懐かしい言い方。
コメントを残す