三部屋続きの八畳間
- 2012年09月04日
- ごじゃっぺ高座
昭和初期に建てられ、少し傾いている実家。その奥に上記の部屋がある。小さいころ、その部屋で襖と取っ払い親戚がよく集まり宴会をした。母親の妹二人のおばさんたちは近所に住んでいるので、その日は手伝いに来た。今と違って全部自宅で料理して接待。おじさんたちが便所を使う。その時に私も便所に行くが、酒臭いという記憶がある。実家の便所に入るとその記憶が甦る。今、オシッコが酒臭いおじさんは私になってしまった。
自分の生活していた部屋は別にある。でも当地で住み始めたので、その部屋は物置部屋になってしまった。家族で実家へ帰ると上記の部屋の一室で過ごす。国道沿いに実家があるので、トラックがガガガという振動を立てて走る。それが古い実家へもろに伝わる。私はその音が心地よく、当地よりぐっすり寝られる。関東で暮らしている姪っ子に子どもが生まれ、連れて実家へ帰ってくることがある。その時の滞在部屋は私たちが使う部屋。その姪っ子が寝泊まりして驚いたとのこと。トラックの振動やらなにやらで、ホコリが落ちるとのこと。姪っ子によくあんな部屋で我慢していたねえと言われた。
そんな話を今度は私の家族にしたら、皆も同意見。せっかく実家へ来たのに文句を言っちゃあ悪いと思い、私に黙っていたとのこと。なんだ、ちっとも知らなかった。
コメントを残す