キタナシュランに出た店
- 2012年08月22日
- ごじゃっぺ高座
在京時代よく通った店。飯田橋駅を降りて、神楽坂へ上がるところを外堀通りにそって右へ行く。途中、神楽坂飯店がある。ジャンボギョーザや、チャーハンが有名な店。その数件隣に「インドール」という洋食屋がある。今でもある。メニューは生姜焼き定食、それがニンニクで味付けしてある定食もある。ソテー、カレーぐらいかしら。狭い店でカウンターだけ。奥の席へ行く時は、お客さんが身体を曲げて隙間を作る。そこの親父は黒ぶちの眼鏡。いつもずり落ちそうなメガネを上げながら、孤軍奮闘。たまに奥さんも手伝いにくる。カウンターの上に計りが置いてあり、客の前でで肉の量を計ってから焼きだす。
今でもその味を覚えている。一昨年、その店に寄った。味は変わらない。相変わらず狭い。在京時代、入り口側に座っていた客が食べ終えたら突然外へ出て行った。親父が社長っと呼んだっけ。てっきり知り合いかと思った。しばらくして戻りお金を払っていた。金を払わず無意識に出て行ったのかしら。混んでいる時に、ソテーを注文したことがある。何度も生姜焼きの方が早く出来ますよと言われたが、酔っぱらっていたのでそのまま注文。うまかったけど、悪いことをしたなあと今でもふと思い出すことがある。
その店が「とんねるずのキタナシュラン」に出た。親父も奥さんも全く変わってない。初めて知ったことは、夫婦とも郡山出身とか。そして親父の趣味がクラシックギター。知らなかった。タキシードを着て演奏中の写真が貼ってあった。先日、偶然インドールを知っていると言って懐かしがっていた人がいた。彼は半年ほど飯田橋の専門学校に通っていて、よくその店へ行ったとのこと。もう40年近く頑張っている店。また行ってみよう。
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