山田五十鈴の言ったこと
- 2012年08月18日
- ごじゃっぺ高座
いつだったか東京で行われた春風亭小朝独演会。その時の対談ゲストが山田五十鈴だった。客席からの質問コーナーがあり、、、私の主催している落語会「寄席矢島亭」にも質問コーナーがあります。少々宣伝。どうしていつも美しいんですかと、、、、曰く、常に全身をみているとのこと。普段ただ漠然と歩くのではなく、ショーウインドウに写った自分の姿を見て、姿勢を確認するとか、、、やはり女優は違うなあと思った。見られる仕事なのでいつも手を抜かないんだなあ。モチベーションが違う。
若いころは、誰が見いてると言うわけではないが服装に気を使った。女性にもてたいと言う気持ちがあったのかもね。結婚して、いまさらもてたいなんて思わなくなったせいか、だらしなくなったなあ。身体もそう。若いころの張りがない。温泉や風呂にいくことがある。いっしょに入っている人を眺めていると、アンコウをつるしたような体型をしている輩がいた。自分も負けじと鏡を見て愕然。というわけで、またアスレチックへ行って、身体を鍛え直しているところ。
一日中家にいての仕事。外出する機会がない。他人と会うのは患者さんだけ。こっちは白衣一枚で足りてしまう。それがよくないかもね。会社へ行って若い子たちと会う。嫌われないように服装に気を使う。なんて電車通勤をしている友人のサラリーマンから聞いたことがある。奇麗だなあと思う女性に出会うことがある。ブランド物をいくつもぶら下げているっていうわけじゃないし、何だろう。品があるっていうことかしら。第一、ブランド物ってのがわからない。ユニクロは違うんだってね。そうそう、先ごろテレビで見たが、小さい子どもにやけに大人びた格好をさせて、それも化粧までさせて、原宿のカフェで何か飲んでいたなあ。あれは見ていて気持ち悪い。親の悪趣味ってものかしら。子どもは、ドロだけの恰好で、歯を丈夫にするために、歩きながらスルメでもかじっているほうが好感が持てる。俺だけかな。
若いころはもてた。一歩表に出ると、女がうっちゃっておかない。ドワーっと女が集まってくる。もう歩くことが出来なかった。しょうがないから女払い棒というのを持って、はい、ごめんよっと言って歩いたもんだ。そんなような落語があった。しかし、歳を取ると、女性に興味が無くなる。ウソだと思うなら、私の前に美人を連れてきてほしい。
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