盆と正月はウキウキしたなあ
- 2012年08月11日
- ごじゃっぺ高座
その前に有名なバカの小噺
「一年って13か月あるんだろう、1月、2月~12月、お正月」「何言ってんだ、14か月あるんだよ。お盆が抜けているぞ」
小さいころはお盆のお棚作りが楽しみで、仏壇からご先祖様の位牌をいくつも運んで来て並べた。飾るところは、一番奥の座敷。普段あの部屋へは怖くて一人では行けなかった。長いガマを母親が織って上段から流すように置く。これは地方によって微妙に違うんだなあ。実家のお棚は江戸時代からのもので、箱根細工みたいで、毎年家族で考えながら組み立てた。ところが釘を使ってなく、細い木を穴に差し込む。もうその細い木が何カ所か折れてしまい、益々不安定になってきた。兄が思い切って新しい今風のお棚を買った。もう何年になるんだろう。簡単に組み立てられる。お線香の臭いを嗅ぐと何だか厳粛な気持ちになる。その昔、裏に住んでいた庵主さんがまずトップバッターに実家へ来てお経を上げる。13日はすぐ近所の檀那寺の住職が来てお経を上げた。今ではその住職が引退し、法皇となり院政をはり、、、、これは平清盛か、、、新住職になった同級生の息子とその子どもが坊主になり、檀家400件を廻るようだ。昔は一人でお盆の最中檀家を廻っていたもんね。大変だ。そうそう実家ではオッサマという呼び名。当地では和尚様か、、、当地の和尚様にそんな説明をしたら、修業したところでもオッサマという愛称?を聞いたとか。でも微妙にアクセントが違うんだなあ。
お盆には従姉妹たちがやって来てお泊り。歳が近いのでよく遊んだ。お盆とは親戚や従姉妹たちが来るもんだと言う想いがずっとあった。実家を離れてからは、お盆に帰ると、昔ほど親戚が来ない。また従姉妹たちも大きくなり、子連れでたまに顔を出すくらいかしら。今では、実家の姪っ子たちから見れば、私たちが親戚になる。私たちが子連れで実家へ行く。立場が逆転したようだ。姪っ子たちや、子どもたちも皆成人して、忙しくなりお盆には昔ほど実家へ顔を出すことが出来なくなった。
故郷は遠くにありて思うもの、と林家三平が言ったが、、あれ、違ったっけ。
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