仕切りの思い出
- 2012年07月02日
- ごじゃっぺ高座
先日の市主催の健康診断。保健師さんが問診。以前ならズラッと並んだ保健師さんの前でやったが、今回は仕切りがあった。隣では、いろんな病気をしたらしいお爺さんがしゃべっていた。自然と聞こえちゃう。もう病気慣れしているせいか、専門用語を使って問診に答えていた。保健師さんもやりづらいと思う。私も仕事柄、患者さんに症状を聞くが、普通の言葉でしゃべってほしい。私に気を使っているのか専門用語を使って話してくれる方がたまにいる。はて、どこで覚えたんだろう。失礼ながら、そこまで専門用語を使うのなら、正しく使ってほしい。聞いていてイライラしてくることがある。
それはともかく、その仕切りを見たら大学病院時代のことを思い出した。今はどういう形態でやっているか知らないが、当時は診療台がズラーと並んでいて、決められた椅子で治療をしていた。ある科のフロアーでは、窓際の日当たりのいい場所が教授の診療台。ところがそこだけ他の診療台と仕切りがしてあった。当時は教授だから特別な診療をしていると思っていた。アルバイト先の院長がユニークな方で、年齢的にはその教授より遥かに年上。その院長が言うには、教授だからといって診療が上手いわけがない。ただ薬の調合とか、実験で論文を書いて、それで教授になれたようなもんだ。実際大学病院では一日数人しか教授は診ていなかった。臨床経験では開業医のほうが圧倒的に多い。当時の教授の年齢を超えた私にしてみれば、これは今でも的を得た表現だと思っている。当時はただ威厳を保つためにああいう変わったことをやったのかもね。それで患者さんは満足しちゃったかも。
その診療台でのエピソード。その診療台には番号が付いている。患者さんを誘導するとき、その番号をいう。受付は学生が交代でやっており、マイクで患者さんの名前と番号をいう。確か何番チェアと表現していたと思う。あるそそっかしい学生受付が、誘導するときマイクで「何番テーブルへどうぞ」と言ってしまった。昨日行ってきたキャバレーじゃないんだから、、、、
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