ステータスだぜえ
- 2012年05月31日
- ごじゃっぺ高座
学生時代に住んでいた下宿の近所に古今亭志ん朝が越してきたということを知り、上京ついでに見に行ったことがあった。表札には古今亭と書いてあった。家の裏口には本名の美濃部と書かれた演芸事務所があったっけ。その家から数歩のところに峰竜太の家もあった。黒塀で囲まれていた。その峰竜太の実家は長野県下條村にある。実家へ帰った時、その村へも行ったことがあった。下條村に入ると道に看板があり、峰竜太の故郷と書いてあった。物産館には峰竜太に因んでお餅が売られていた。名前は「みどりの焼き餅」だって。座布団一枚。今も売ってんのかしら。その後、近所に引っ越したと言う話を聞いた。テレビでも新居を映したことがあった。大きなタマゴみたいなものが映っていた。先ごろ、子どもが新宿区にある友人の家に遊びに行ったところ、目の前が峰竜太の家だったと話してくれた。玄関には私服のガードマンが立っていたとか。テレビでも映っていたっけ。
子どもが住んでいる近所に高い塀に囲まれた私立幼稚園がある。通るたびに不思議に思うのだが、スーツ姿のおじさんが玄関に立っている。ハテ、何だろう。ガードマンだった。その幼稚園にどなたか高貴な方がお通いになっているのかしら。それだったら警察官が立っているだろう。都内の一等地でもあり、廻りは住宅街。きっと不審者侵入に備えてのことだろう。この幼稚園は安心が売りなのかもしれない。すごい時代だ。
私の住んでいる近所にも保育園や幼稚園がある。いつでも侵入可能。のん気なもんだ。かえってこのほうがのびのびと育てられるかもしれない。今のところ、不審者侵入という事件はない。第一、周りから丸見え。子どもの遊ぶ姿は見ていて気持ちがいい。森の中ののマイナスイオンに劣らない、若い元気エネルギーをこちらがもらっているようだ。
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