試験監督め!
- 2012年04月23日
- ごじゃっぺ高座
今でもふと思い出すことがある。学生時代の試験。授業中はよく寝ていたせいか試験では苦労した。友人は余りの難しさにだるまの絵を描いた。手も足も出ないというシャレ。これは卒後数十年経っても語り草。今ではすばらしい歯医者で患者さんの信頼は抜群。試験が出来たからいい歯医者になれるということとは全くの別問題。私の場合は成績のままか、、
試験中、今でも覚えているが、ある病名の説明をせよという問題。初めて聞く病名。隣の席のやつに聞いても、頭は私と同程度なのでそいつもチンプンカンプンの仕草。私は漢字のつくりからある説明をし出した。この講座の教授はシャレのわかる人間。ユニークな回答で受かろうなんて気はサラサラなかった。ところが、試験監督をその講座のヒマな大学院生がやっていた。コヤツがやることがないせいか、いちいち人の答案を見て回っていた。私の答案を見た途端、烈火のごとく怒った。ふざけたことをかくんじゃない。もう教室から出ろと言われた。別に試験中大声を出したわけでもなく、隣の学生をつっついたわけでもない。誰にも迷惑をかけてはいない。まだ出ないのかと試験中ネチネチ言われた。おのれ理不尽な、、、
この大学院生は教授のカバン持ち。ゴマすり野郎。学生も知っていた。数年前まで自分も学生だったということをすっかり忘れていたようだ。私は卒業し、大学に残った。講座は違うが病院でたまにすれ違ったが、やつは大人しくなっていた。でも私はあの時の屈辱を忘れなかった。いつか天誅を下そうと考えていた。その後記憶から離れた。10年くらい経ってから、その当時の大学院生が亡くなったという噂を聞いた。それも気の毒な亡くなり方。死ねば仏だ。
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