食い逃げじゃないよ
- 2012年04月06日
- ごじゃっぺ高座
実家のある辰野町に小野という部落がある。宿場町で街道沿いには往事を偲ぶ建物が残っている。そこに「ほりもと」という小さな食堂がある。これがまた美味い。路地を入ったところにあり、地元民しかしらないような店。実家の連中はよく利用するようだ。姪っ子たちも普段は都会に住んでいるが、実家に戻ると懐かしいと言って食べに行く。
確かお盆休みの時だったと思う。私の家族と実家の家族とで昼飯を食べに行った。その時は私が財布をたまたま持っていた。いつも会計は家内がするので、財布を渡して皆で店を出た。まるで「男はつらいよ」の寅さんの気分。そのあとどこかへ遊びに行ったと思う。そして戻り5時ごろ実家でぼけーっとしていたら、昼に食べた食堂「ほりもと」から電話があった。「あのう、、、お金払ってないんですが、、、」 びっくりして家内に聞いたら、払ってないとのこと。だって財布を渡したじゃん。あれ、払い終えたから財布を渡したんじゃないのかとのこと。急いでお金を払いに行った。
お得意様がお金を払わず店を出た。店側としては悩んだと思う。言うべきか言わざるべきか。その気持ちわかるなあ。辛かったと思う。払いに行ったら特製の佃煮をくれた。お盆の親戚巡りはその話題で盛り上がった。
実家へ帰るとよく利用する店だ。今でも話題に上る。実家の車が見えたら、店のシャッターを下ろしちゃうんではないかと、、、
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