お別れの季節
- 2012年03月27日
- ごじゃっぺ高座
小中学校時代、卒業式が終わり、また別の日に学校に集まって移動される先生のお別れ会があった。移動というのは卒業式のあとに発表があるのでたぶんまた学校へ行ったと思う。記憶は定かではないが、のどかな時代だった。
小学校の前の長い歩道に児童がズラーっと並び、退任する先生が一人一人握手をして別れを惜しむ。3年生の時かしら。怖い事務長が定年退職することになった。一度学校のガラスを割ってしまい、事務長室へ行ったことがあった。正直怖かった。でもああ、そうかで終わり。おじいちゃんという記憶がある。その事務長も一人一人握手して段々迫って来た。私の番のとき、思わず以前ガラスを割ってすみませんでしたといったら、一瞬睨んで忘れちゃったよと言われたっけ。そういう言い方もあるのかと知った次第。
中学の時、美人の先生がいた。職員室の掃除の時、その先生の机周りが担当だった。修学旅行に美人先生が付いて行くことになり、私に美人先生から机の上にある鉢の水やりを頼まれた。葉っぱにも水をやっておいてと言われた。はて、どうやるんですかと聞いたら、茶碗の水を口に含んでその葉っぱにパーとかけた。興ざめ。噴霧器みたいなものでやればよかったのに、、、 年度末、その美人先生も移動になり、お別れの会。歩道で生徒がズラーと並んでいるところへ移動する先生が一人一人握手していった。美人先生と握手した時、以外と手が小さいなあという感覚が今でも残っている。あれが女性の手かとゾクゾクっとした。
さて、その中学のお別れ会の時、先生たちが握手をしていったのはいいが、最終尾で移動する先生たちが溜まってしまった。生徒は学校へもどらず各自解散。またその先生と顔を合わせた。バツの悪そうな顔を先生方はしていったっけ。校長が変わってからそういった儀式はもう無くなったそうだ。
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