待合室の手拭い 鏡味正二郎
太神楽の若手ホープ、といってももう中堅かしら、、、
当寄席に出演。目の前で曲芸を見た。国立演芸場の中に、太神楽養成コースがあり、そこの出身。そして弟子入り。今はそういう時代なのだ。他にも寄席囃子養成コースもある。国立出身になるわけだ。
この曲芸師には悪いことをしてしまった。お客様の中に、写真好きがいて撮らせてほしいと、、、断りきれず、許可をした。そしたらこの曲芸中ずっとバシャバシャ。落ち着かなかったろうなあ。今では世話人の一人に写真をお願いしている。芸の邪魔にならぬよう、最初だけ撮っている。
太神楽で有名なのは海老一染の助、染太郎。いつもより余計廻しております。このコンビは芸術協会所属だったが、あまりにも場内を沸かし過ぎて、後の芸人がやりづらいということで、退会をしたようだ。そんな話を芸協の落語家から聴いたことがある。せんずり落語家というのもいるそうだ。自分で満足しているだけ。この落語家はもっと深いところに出してほしいと嘆願したが、反対にあい、じゃあといって退会。その後は不運だったなあ。
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