記念講演は落語
- 2018年12月07日
- ごじゃっぺ高座
他の大学同窓会は知らないが、年に一度の母校同窓会栃木支部総会では記念講演に落語家を呼んだ。これは私が栃木支部支部長になってからのこと。役員たちの賛同を得て落語家を呼んでいる。講演には二通りあり、学術路線と教養路線。これはそのときの支部長の意向で決まる。私の前の支部長は勉強肌で、総会の記念講演では母校から講師を呼んで、得意の分野の講演を開いていた。その前の前の支部長の時は、宇都宮の老舗バー「パイプのけむり」のマスター、他の年は相撲好きの小学校の先生の話、天体の話、那須高原に家がある映画プロデューサーの撮影裏話等、けっこうおもしろかった。
毎年関東地域支部同窓会総会が持ち回りである。関東地区の同窓会会員が一同に集まる。栃木県が主管のときは、地元酒屋の東大卒の店長が「酒の味わい方」の講演をした。群馬県でやったときは「富岡製紙工場がなぜ世界遺産になったか」という地元学芸員の話。今年山梨県では「ワインの味わい方」をワイン醸造会社の4代目の美人専務が講演。試飲までした。綺麗な女性でタレントさんのようだった。皆さん酔っぱらって帰りにワインを買わされたっけ。
そうそう、教養路線の講演はけっこう覚えているもんだ。その点、学術路線の講演は誰が来たのかさっぱり記憶に残らない。我々は一生勉強ということで、歯科医師会主催の勉強会はよく開いており、また個人的にも学会等へ顔を出して聞いている。なので本音を言えば、母校総会のときぐらいは生業以外の肩の凝らない話を聴きたいところ。私は支部長になって3年め、昨年は落語家の立川談幸、その前は日本で最古の歴史を誇る母校の成り立ちを趣味で研究している先輩の講演。これは初めて聴く話ばかりで、とくに長老に限らず母校同窓会出席者の若い会員たちも目からウロコで、感動したとのお褒めの言葉を頂いた。
今年は三遊亭金馬の息子で落語家の三遊亭金時の講演。「楽は苦の種、苦は楽の種」1時間。その後30分ぐらい、落語「二番煎じ」 後日出席者の一人から拙宅へハガキが届いた。今年もおもしろかったと、、、
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