十二月大歌舞伎観劇
- 2017年12月26日
- ごじゃっぺ高座
歌舞伎座が新しくなり、しばらく経つが、初めて入った。以前の歌舞伎座では落語を聴いたことがあり、数回聴きに行ったことがある。歌舞伎鑑賞として行ったのは初めて。
出し物が「らくだ」ということで、これは落語の演目。これならば歌舞伎音痴の私にもわかるだろう。チケットはお近くのセブンでゲット。ネット予約をしたが、何度やってもつながらず、電話予約をしたらすぐ通じた。番号を教えてくれて、その番号をセブンで言ったら、すぐプリントしてくれた。すごい時代だ。
客は9割の入り。二階席は空いているなあ。私の席は受付のときに云われたが、花道が見えない場所。まあ、安いから我慢我慢。でも平日は3000円。休日だから5000円だって。その2000円のお得感が全く感じられない。その分、お土産でもよこせばいいのにねえ。
「らくだ」の出演者は市川中車、片岡愛之助、そしてらくだ役は片岡亀蔵。らくだ役は横を向いてずっと死んだ状態。これは疲れるだろうなあ。中車に背負って移動。らくだは死んでいるので、その動きがリアル。死人に踊らせる。最後は酒が入り、気の小さい紙くずやと兄貴分のやり取り、立場が逆転し、死んでいる「らくだ」もいっしょに踊り出す。大爆笑。
次の芝居はチンプンカンプン。ただ尾上松緑と大部屋俳優20人の長時間にわたる大立ち回りは圧巻。若手歌舞伎俳優はよく一回転する。トンボを切るというのかしら。
先日ある落語家と一杯飲んだ。そのとき、歌舞伎坐で「らくだ」の芝居を観ると話したら、あの役は楽だ。タダ寝てりゃいいんだからと、、、落語家らしいギャグ。実際は違っていた。死人の役も大変だ。
私は第2部、第3分は坂東玉三郎出演。終わって外へ出たら、当日券の第三部目当てのすごい列。それにしても同じ歌舞伎俳優がダブって芝居に出演している。さすがプロは違うなあ。
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