三度目の正直かな
- 2012年01月27日
- ごじゃっぺ高座
青春時代15年近く過ごした神楽坂。坂をちょっと上がると左手に志満金という鰻屋がある。店の前は何千回と通ったが、入ったのはその昔一度だけ。その店でお昼12時から2時まで鰻御膳付きの「たいこもちショー」があった。昨年のある木曜日、会費を払ったあと、その日にお葬式が出来てしまい、急きょ都内の友人に代わりに行ってもらった。2回目は予約をしておいてさあ会費を払おうとしたら、愚息の野球部が予想外に勝ってしまい、開催日に応援に行くことになった。キャンセルしようとしたら、もうできませんということで会費を払い、都内にいる学生時代の友人に連絡したら、木曜日の昼ははほとんどの人は仕事で行けるわけがない。結局会費を払っただけで断念。
で昨日やっと実現。それでも何か起きるのではないかと前日まで不安であった。開始時間まで時間があったので懐かしい神楽坂散策。在京時代、細い路地を休みの日などにあてもなく歩いた記憶がある。だからもう目をつぶっても歩けると思ったら、すっかし様変わり。迷っちゃったよ。それでも毘沙門天、伊勢藤(いせとう)、本書き旅館といわれている「和可奈」など路地裏散策、いやあ懐かしい。でも所々にフランス料理屋が出来たりして在京時代の雰囲気はないなあ。
志満金での鰻御膳、実家に帰ると懐かしい鰻屋があり、小さいころから食べているので、その味が刷り込まれているせいか、いまいち他所で食べる鰻は何と申しましょうかという感じ。都内ではわざわざ鰻は食べない。ちなみに実家の辰野にある鰻屋は「小佐加」という。けっこう遠方からも食べにくる。店の漢字間違っていたらゴメン。
まず食事をしてから「たいこもちショー」だが、あい変わらず食べるのが早い。いかんいかん。悠玄亭玉八の出番。三味線漫談等をやり、一八番の襖を使った芸。本当は酒でも飲みながら見たいところだが、素面で見ても面白かった。在京時代は国立演芸場で師匠でもある悠玄亭玉輔の芸を何度かみたことがあるが、久しぶりのナマの芸。終わって寄席矢島亭への出演交渉。私もせこいなあ。そうそう志満金3階の大広間。客は13人だけ。贅沢を味わった。会費は8980円。ほとんどが失礼ながら熟年者。若夫婦、その次は私という年齢順かしら。
浅草浅草寺へお参り。「あんどうなつ」という漫画に載っていた一言不動堂の場所がわからず、社務所のお守り売り場の方に聞いたらわからず、案内図のパンフレットをくれて、どこかにありますだって。浅草寺本堂だけ知っていてもダメなんだよ。バイトの子か。探してお参り。帰りに神谷バーに初めて入り、有名な電気ブラン。260円。養命酒のような味だなあ。5時ごろだったが、リタイアしたような方たちが多く、一人で大ジョッキを飲んでいるお年寄りもいた。
写真を載せます。長々とお付き合いありがとうございました。
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