財布がそのままだった
- 2015年04月25日
- ごじゃっぺ高座
先日宇都宮にある栃木県歯科医師会館で研修会が行われた。座学で腰が痛くなったということを前回書いた。
会館へ着いたとき、役員室へ行き、バカッ話。そして研修会場。3時間後、昼休みでまた役員室の自分の席へ戻った。なななんと、机の上に自分の財布があるではないか。そうか、来館したとき、受付で昼飯のサンドイッチ代500円を払った。そのとき財布から500円玉を出して、そのまま役員室へ持ってきて、机の上に財布を置いてそのまま忘れて出席したんだ。中身を確かめたら、そのまま。別に盗まれていたわけでもないし、スイカやETCカードもそのまま。私の必需品テレフォンカードもしっかり入っていた。役員室は役員と歯科医師会職員が利用するだけ。泥棒はいない。当たり前といえば当たり前のことだ。そこで在京時代のあることを思い出した。
大学病院へ勤務していたときのことだ。ひょんなことで知り合ったアメリカ人の治療をした。その後、一階の会計まで一緒に行き、お金を払った。陽気なアメリカ人で、職員たちに愛嬌を振りまいていた。その後、医局まで来て他の医局員たちとそこでもバカッ話。ハタとアメリカ人が財布がないのに気が付いた。ひょっとしたらということで、また会計まで一緒に行った。なんと会計のソファの上に財布があった。すぐ中身を調べたら全く盗まれた形跡がない。彼の発したセリフが今でも耳に残っている。「アメリカでは信じられないことだ」
テレビの文句ではないが、日本人に生まれてよかったなあと思った。そのアメリカ人とは今でもお付き合いが続いている。なお、半信半疑で読んでいる方にいいますが、彼は当時から日本語ペラペラ。漢字もよく知っている。あれからずっと東京で働いている。都内の彼の部屋には何度もお邪魔したこともある。初めて知り合ったとき、あまりにも日本語がうまいのでCIAのスパイかと思ったくらい。大学はアメリカにあるトップクラス出身。東大と同じだねと言ったら、ランクは東大よりもずっと上ですと言われたっけ。
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