習字の見方
- 2015年02月24日
- ごじゃっぺ高座
生まれ持っての悪筆でとても人様の前では字が書けない。小学校1年から習字を6年間習ったが全く無駄だった。習いに行くのがストレスだった。その私が習字展覧会を見に行った。知り合いの発表会。知り合いは師範の腕前。
説明をしてもらったがチンプンカンプン。ひとつわかったことがあった。たくさんの字が書いてある書。最初と最後と字が違うということを教えて頂いた。一気に書き上げるので体調が万全でないとダメということ。途中まで書いて、続きは明日ということは出来ないらしい。字体がかわってしまう。そういった見方をすれば最後は疲れているなあと思う字もある。習字も体力勝負。名誉のために言っておくが、出品された習字はどれも秀作。私ごときの素人にうまい下手がわかるわけがない。
今年の笑点カレンダーの1~2月の絵は歴代の笑点カレンダーの表紙。真ん中に「笑点」という寄席文字。最初のころは橘流寄席文字家元橘右近の筆。途中から左近になった。並べて見比べると字が違うんだなあ。ということは毎年書いているんだ。自慢するわけではないが、私も学生時代、橘流寄席文字を習っていたのだ。もちろんモノにはならなかったが、見る目だけは少し付いた。そして橘流家元の右近師匠や、総領弟子の左近師匠。門弟の師匠方と知り合いになった。それが一番の収穫かな。
見づらいけど比較してみて下さい。
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