平成26年12月20日(土) 浅草演芸ホール夜席
- 2014年12月22日
- ごじゃっぺ高座
久しぶりに演芸ホールへ行った。5時過ぎに入場。看板を見たら金時が出ていた。ちょうど終わったころ入った時間かしら、、、聴きたかったなあ。でパンフレットを渡されてびっくり。もうすでに発表された番組とは出演者がえらい違い。代演はご容赦願いますということになってはいるが、こんなに変わっているとは、、、雨降りの寒い土曜日。ある噺家が言っていた。この世界一の歓楽街、浅草に来て頂き、どこへ行っても人人。その中で唯一、人のいないところを探し当てたあなたはエライと、、、
一番前は誰も座っておらず、2列目の上手通路側に座った。さすがプロの集まり。時間が経つのを忘れてしまった。テレビによく出る落語家が上手というわけではない。それなりに面白かった。
正楽:紙切り 藤娘、餅つき、大晦日のお題。相変わらずしゃべる文句は同じ。何度聴いてもおもしろい。軍師官兵衛を頼もうと思っていたらお次と交代になった。
木久蔵:長短 独特のフラがある。どうも口調がはっきりしない。稽古あるのみ。
たけ平:漫談 以前正蔵といっしょに寄席矢島亭に出演したことがある。当時は前座。今二つ目。口調がよい。上手くなった。発声もいい。
しゅう平:ミュージック落語 ベルサイユのバラ。歌いながらの地噺。初代三平もそのようなネタをやった記憶がある。いいノドをしている。
遊平・かおり:夫婦漫才 早口の奥さんとのんびりのご亭主 その対比が面白く、だんだん場内の笑いが膨らんできた。以前鈴本で一番前の上手側で聴いたとき、あと一歩で楽屋へ入るというとき、奥さんが真顔になった。驚いた。楽屋へ入るまで気を許しちゃだめだ。今回は最後まで笑顔。
錦平:不動坊 短時間に出来るのかなと思ったが、途中で終わった。これからおもしろくなるのに、、、初代三平一門は古典も上手。
小ゑん:電機屋の倅ということで、昔ははんだ付けの出来ないヤツは改札を通さないとか。今はオタクの聖地になっている。鉄道オタクの創作落語。笑った。続きをまた聴きたい。寄席矢島亭に呼びたい。
アサダ二世:マジック 飄々とした話術。それだけも十分笑える。
小さん:親子酒 久々に聴いた。寄席矢島亭にお声をかけよう。
柳朝:尻餅 暮れのネタ。真面目さが伝わってくる。段々客が減ってきた。
鏡味仙三郎社中:曲芸 短かったなあ。相方が変わったのかしら、、、
志ん橋:無精床 かなり前、平日の末広亭である落語家の無精床を聴いた。そのときもガラガラ。思い出しちゃったよ。
小団治:ガマの油 古典一筋という感じ。少々地味。
ひびきわたる:キセル漫談。少ない客を一生懸命笑わせようと、、、熱意が伝わる。演者と一体になるということはこのことか。
途中退出して「捕鯨船」もう一杯で無理。向かいの「魚采」 先客4人が大声で話しており、落ち着かない。食べてすぐ出た。サンボアバー 太田和彦氏や吉田類氏も顔を出すバー。カウンターは誰もいなくて、マスターとおしゃべり。話し上手。瞬間芸で作るハイボールを注文。撮影秘話を話してくれた。私よりもっと上手なミーハーがいるとか。
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