古今亭円菊の思い出
- 2014年01月16日
- ごじゃっぺ高座
先月の寄席矢島亭は上記の弟子の古今亭菊之丞。今年のNHK新春東西寄席は夫婦共演。先日のBS11でやっていた柳家喬太郎司会の落語にも出演した。寄席矢島亭に出演する落語家は人気が出るのです。
その番組を見て、菊之丞が拙宅へ来た時話してくれたエピソードを思い出した。師匠の円菊は昭和49年に母校の大学へ来たことがある。文化祭で呼んだのだ。当時は落語ブーム。実行委員長が呼ぼうということで「民俗芸能を守る会」というプロダクションに頼んだ。私が仲介人。で選ばれたのが、小金馬(当時勝馬) 小満(当時小勇)、そして円菊の3人。先の二人は先に来て落語。その後の円菊が来ない。小勇がお題噺で時間を繋いだが、限界で、もう落語会は中止解散。そのとき、円菊がタクシーでやってきた。大学を間違えたとか、、、追い返した記憶がある。
そんな話を菊之丞したら、師匠はそそかっしい。以前も宇都宮の方から仕事をもらい二つ返事で引き受けてしまった、宇都宮駅に着いても誰も迎えに来ない。おかしいと思ったら会場は小山とか。もう先入観で聞いているそうだ。
そうそう、大学へ呼んだときの3人のギャラ。今でも覚えている。当時教授に円菊のギャラはどうなったんだと聞かれた。うやむや。今だったらうるさいだろうなあ。当時はのんきだった。
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